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会議番号:3563 開催期間 2019年09月27日- 10月04日
子どもの虐待死事件が報道されるたびに心が痛みます。虐待死の事例は、どの段階かで適切な介入があれば防げたのではないかという議論がなされます。昨年の東京都目黒区で5歳の幼稚園児、千葉県野田市の小学4年生の事件なども、根底にはしつけや教育についての親の一方的な思い込みがあったと考えられます。 4年前の2015年に「『教育虐待・教育ネグレクト』について考えたことありますか?」というテーマで会議を開催させていただきました。それから4年たった現在、事件化したものだけでなく、より多く虐待の相談対応がなされています。2015年に103285件だった虐待の相談対応件数は、2018年度には159,850件(速報値)となり、なかでも心理的虐待の増加が顕著です。 教育を巡る虐待死として、2016年に名古屋で、小学6年生の男児が、中学受験勉強中に、父親から胸部を刺されて失血死する事件がありました。検察の論告求刑では「教育の名を借りた虐待ともいえる身勝手な犯行」と指摘され、今年7月に地方裁判所で父親に懲役13年の判決が申し渡されました。 この事件では、加害者である父親自身も教育虐待の被害者であったこと、受験を契機に両親の関係が悪くなり母親がとめても虐待は続いたこと、受験勉強に際して日常的に暴力が繰り返されエスカレートし、母子で父のもとを離れようと提案したものの、被害者である子ども自身が父親との同居を続けることを選んだ、などのことが報道されています。 ここまで極端ではないものの「教育の名を借りた虐待」とは特別なものなのでしょうか? そこで今回は、『行き過ぎた教育は虐待?と思うことはありますか』というテーマで会議を開催させていただくことにしました。 本日は、親や教育を施す立場の人の、しつけや教育を名目とした行為がどんどんエスカレートしていく思考傾向、家庭、幼稚園や学校の現場で、あるいは塾や部活などで「行き過ぎた教育(指導)」と思われるご自身の体験・見聞きした情報、についての投稿をお寄せください。多くのご意見をお待ちしています。それでは1週間よろしくお願いいたします。★古荘議長の新刊『「いい親」をやめるとラクになる』(青春新書インテリジェンス)こちらもお読みください!『教育虐待・教育ネグレクト 日本の教育システムと親が抱える問題』★古荘議長の過去の円卓会議より・自分は発達障害かも、と思ったことありますか?・子どもの自殺、防ぐことができますか?・「教育虐待・教育ネグレクト」について考えたことありますか?
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