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会議番号:3176 開催期間 2012年06月15日- 06月22日
皆さん、こんにちは。約3年ぶりに議長を務めます石井苗子です。よろしくお願いします。 3年前から、読売新聞のネット配信「読売ドクターブログ」の連載を始めました。今も続けております。この2年間は、東日本大震災住民医療支援プロジェクト「きぼうときずな」のプロジェクトリーダーに任命されて、福島県を往復しておりました。今年は政府からプロジェクト委託金がおり、ますます責任が重くなってきました。 さて、今回皆様と議論するテーマは「現代人のイライラ感」です。 現代人のイライラ感はますます複雑になり、多様化してきています。イライラの解消も個人差が大きくなってきていて、薬を投与するにも自分にあった薬などを根気よく探さなくてはなりません。 私の身近でも、イライラの原因を突き止めて問題解決というよりは、イライラ感そのものを手っ取り早く解消したいとおっしゃる方が多くなりました。 でも、まずはあなたのイライラ感は、どこにあるのか。それを知ることが大事です。 例えば、先日あるサウナで、おば様たちの会話に耳を傾けておりましたら、こんなことが聞こえてきました。 「あの方、いつも私と話さないの、無視するのよ」 「いいじゃないの、お付き合いするわけじゃないんだから」 「でも自分が知りたいことだけは私に質問してくるのよ?」 「いいじゃないの、知ってることだけ話しとけば」 「でも、そういうの失礼だって気が付かないのかしら」 「気が付かないわよ、気付く人はそんな態度しないわよ」 この会話で、不満を言っている彼女のイライラは解消されていません。どうしてでしょうか。 それは、自分が無視されているとか、勝手に質問してくることなどを怒っているのであって、「どうつきあうかを教えてほしいのではないから」です。ここでのイライラ感解消は、「私は彼女の便利屋じゃない!」と言いたい気持ちをどう癒すかなのです。 また、聞いている方も、「自分ならどうするか」しか話していません。そこに、会話の消化不良のようなものが生まれます。 カウンセリングと井戸端会議の違いはそこにあります。自分がイライラするその心理的中核がどこにあるかを掘り下げないと、どんなにおしゃべりをしても、イライラしたままの会話で終わってしまうことになります。 あなたは最近、イライラすること、ありましたか? YESの方は、どんなことにイライラしたかお話ください。NOの方は、なぜイライラしないのでしょうか。イライラしないようにする工夫などがあればお話ください。 多数の投稿、お待ちしています。★石井議長の過去の円卓会議「ストレスと上手に付き合っていますか?」★石井議長と佐々木かをりのウィンウィン対談
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