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会議番号:3176 開催期間 2012年06月15日- 06月22日
投稿をありがとうございます。 「自分のイライラ感が病的なものなのか、意識改革をすれば解消するものかの分かれ道はどこか」について、今回の投稿をお読みしますと、やはり単に心の意識改革だけでは解消できないのが、現代人のイライラだと思います。 うつ病におちいる人の原因で最も多いのが、イライラ感です。 逆に言えば、イライラ感が大きい人ほど、うつ病におちいりやすいのです。これについては科学的な論文がいくつも出ていますが、うつ病ならイライラ感より落ち込み感の方が強いとお思いではないでしょうか? 実は違うのです。 繊維筋痛症という病的な症状がありますが、これは日常のイライラ感や我慢を溜めこんだ結果、身体の特定の箇所が左右対称に痛み出し、鎮痛剤を飲んで我慢をしているうちに、うつ病を発症するという傾向にある症状です。 ここが、私が申し上げた、心の意識改革だけでは解消しない病的なイライラです。高熱でもないのに、身体の節々が痛くてたまらない方は要注意です。運動のしすぎから起こる筋肉痛とは区別してください。 「イライラが多くなると、ウィークデーには胃痛腹痛と下痢が起きやすくなります。それから舌に歯形のあとがついたり、肩こりも起き、無意識のうちにギュッと身体に余計な力が入っていることを感じます。」という、kitazakuraさんの投稿がありましたが、心配です。 特に、舌に歯形がついてしまうほど緊張しているときは、投薬が必要でしょう。 Kitazakuraさんは「身体を休めたいウィークエンドに頭痛が起きてしまいます。偏頭痛と診断され、脳への血流量を制限する薬も処方されているので、前兆を感じた時には服薬し、頭痛発作を回避しています。」とも書いています。イライラ感を溜めこんでいませんか? 偏頭痛は自分の身体を研究して、どういう状況になると偏頭痛が起こりやすいかを知っておくことが意識改革です。休日になると偏頭痛を起こしやすい人が多いのですが、緊張が解けたときに起こるとか、前兆として特定の匂いを感じる人などがいます。そうした前兆を知ることで、なにが自分のイライラ感なのかを習得できます。 甘いものをなぜ食べたくなるのかを知っておくことも大切でしょう。 脳がくたびれると、糖分を欲しがるからです。しかし、糖分をとりすぎれば胃腸が悪くなりますから、モヤモヤした気分だけが残ります。むしろ、筋弛緩薬を少し飲んで、アルコールを抜いて寝たほうが意識改革としては賢いでしょう。 「イライラの根本的な原因は、残業と育児で忙しすぎること」というTano hitsujiさんの投稿がありました。 次回の円卓会議では、「男と女の意識改革」をテーマにしたいのですが、男女の役割分担の「しばり」みたいなものは解決したと思っている方がいるのなら、それは多いなる間違いです。家庭においてのジェンダー間の意識改革が、実は一番難しいのです。 甘いものを摂取しての一時しのぎは、たまにはいいですが、慢性化すれば肥満につながります。Tano hitsujiさんは「悪循環になるから牛乳を飲むようにしてます」と書いていますが、これはよい意識改革かもしれません。甘いものより牛乳。お腹を壊さない人にしかできませんが……。 「生理前のイライラがいやです」という、雪の小町さん。誰もいないところで叫ぶのも良い方法です。何日前ぐらいからイライラすると知っておけば、身内にはそれを告知するのも意識改革として正しいでしょう。「今はイライラする週だ」と。それを嫌なニュースだから知らせるなというような夫では困りものです。エレベーターで大声を出していることはもちろん夫に内緒です。 コーヒーは、睡眠不足の身体には眠気ざましにはなりません。ただ胃を悪くするだけです。 遠峰あかねさんが書いている「ナッツ類、海藻類」は、根気よく食べましょう。一度にたくさん食べると胃もたれします。ナッツは一日に10個、海藻類サラダは1週間に2回のペースで。食べたらすぐイライラがなくなるわけではありません。特に昆布は摂取量が多いと甲状腺に影響がでる人もいますから注意しましょう。 やはり、睡眠をとることが大事。これに勝るものはありません。イライラから身体が痛くなったら、内科の診察を受けてください。 1週間、ありがとうございました。★石井議長の過去の円卓会議「ストレスと上手に付き合っていますか?」★石井議長と佐々木かをりのウィンウィン対談
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