イー・ウーマン（ewoman）

先輩方から得たものを次に託そう（月のしずく・京都府・38）

3人の子持ちで仕事もしっかりという同僚女性から、仕事の姿勢や活きた子育て情報を得ています。一緒に育児をしてくれる夫との出会いもとても大きく、自分が望む生き方に近づけました。本やイー・ウーマンなどから、生き方のヒントを得ることもあり、実際に出会わなくてもつながっている感じがします。私が先輩方からたくさんの思いを受け取ったのと同じように、今度は若い人にバトンを渡すべく、自分の経験談を語る場には積極的に出て、自分でも若い女性が語り合う場を作ろうと企画中です。

改めてつながった（ポーチュラカ・福島県・44）

震災後、心配して学生時代の友人が連絡をくれました。そこから20、30年ぶりの再会がたて続けにあり、ひさしぶりに同世代の人が何を考えて何にチャレンジしているのか、具体的に知る事ができました。病気をしてから社会との接点がほとんどなかった私なので、今とても刺激に満ちた日々です。

多国籍の仲間たち（ゆきなな・海外・その他・31）

多国籍の芯のある仲間と繋がっています。娘の友達の母親同士というのがきっかけで、育児や教育のことはもちろん、世界の政治や経済などについても意見交換できる仲間です。現在家族ぐるみの付き合いです。私も娘もここで異文化に触れ、私はここで学んだ英語を仕事に、娘は受験に活かすことができました。まさに彼らがいるから、今の私たちがいます。感謝の気持ちでいっぱいです。

目標が同じ（mayupyon・東京都・41）

会議とは違うかもしれませんが、起業を考える女性が集まるセミナー＆交流会に、何度か参加したことがあります。同じ目標の人達ですので、おたがい学ぶところもあり、情報交換もできました。刺激もいっぱい受けました。結局起業してませんけれど、そこで知り合った人の中で、二人とは、今もつながっています。目標が同じ者同士だから、いい出会いがあったのでしょうね。

海外の国際会議にも参加しよう（あららクオリア・大阪府・51）

毎年「グローバルサミットオブウィメン」という国際会議に参加しています。今年はギリシャで開催。女性版ダボス会議といわれるこの会議には、約70ヶ国800人の女性リーダーが集まりました。ダイバーシティや女性のリーダーシップ開発、起業などをテーマに世界中の女性が話し合う場はとても刺激的で、いつも新しい発見があります。来年はマレーシアで開催予定。ぜひたくさんの日本人女性に参加して欲しいなと期待しています。

PTA（真打ち・栃木県・42）

PTA副会長だった頃を思い出した。議長の“「女性の集まる会議」や研修など”という事で、視野を広げればPTA活動が正にそうではないだろうか。親の年齢・職業は様々でも子どもという共通項で結束し、定期的に集って話し合う。価値観の相違などが生じる場面もあるが、携わって後悔する人は自分の周囲には皆無だったと思う。男性役員がいても、正直、細部への配慮などには及ばず、男性・女性は同じ土俵にいても適役というものがあるように思う。そこを活かしてこそ、だと。

出会いとは、出て、会う、こと（いぬいるか・東京都・52）

仕事ではもちろんのこと、本業以外のところでも数々の貴重な出会いがありました。数年前に女性の健康をテーマとしたフォーラムで出会った人と意気投合し、現在その人と一緒にプロジェクトを進めていたりします。たまたま昨日も、医療のエヴィデンスに関するシンポジウムで、「こういう人と話したい！」と以前から望んでいたイメージにぴったりの参加者と知り合いました。「出会い」は、「出」て「会」うと書く通り、自分が積極的に出て行くことで初めて会えるのだと思います。

正確には機会がない……？（kimirie・兵庫県・41）

出席すべき会議の案内をいただけば、どんなメンバーであれ、都合がつけば、参加するようにしています。ただ、どの会も、男性が中心のことが多く、紅一点ということも。決して女性の集まりが嫌なわけでなく、どちらかと言えば、とても大事に、大切にしていただいている紅一点の集まりの方が苦手かも……。でも、どちらにしても、出会いは大切ですし、ご縁は大事にしたいものです。なので、どんな構成であろうと、これからも誠実に出席したいです。

まだまだです（スパイラル・新潟県・41）

そういう会議に参加するには、まだまだ、知識も経験も足りないと考えています。でも、自分が興味あることを、いろんな立場の人と話ができるのはとてもいい機会だと思います。人間としても魅力がある人が多いのではないでしょうか。好きなことをどんどん突き詰めたくなりました。

あえてNOにしました（雪の小町・海外・その他・43）

会議に集まる女性の質によると思います。とかく女性だけが集まる会議では、客観性に欠ける内容になる場合や反対意見などが素直に受け入れられなかったりと、ネガティブなイメージもあります。同性愛者や性同一障害を持つ人々にとってはどうでしょうか？　知らないあいだにExcludeしていないでしょうか。テーマを「女性」に絞ることはいいと思いますが、参加者を「女性」に絞る会議は時代遅れのような気がします。

1週間、皆さんとディスカッションをしてきた中で、私にとっては様々な発見がありました。男性が多い環境に慣れてしまったとか、自分は特に不自由がないといった視点は、確かにあるのですが、自らの「多様性」の広がりを考えるなら、今の環境と違う体験もいいのではないかな、と思います。
 
このイー・ウーマンというサイトも、女性限定ではありませんが、女性の参加が多いサイトですね。ピアの方々は、約9割が女性です。だから、NOと選択した方も、オンラインではすでに「女性の集まる場所」に身を置いていらっしゃいます。
では、どうしてイー・ウーマンは良いけれど、実際の会議（集まり）は躊躇するのか。
 
私自身が行かない場所の一つに、ネガティブな集まりがあります。
一つは、話しのテーマや運びが、ネガティブな場合です。批評や批難、あるいは、被害者意識によった話しが多い場合。発展性がないので、参加しません。
もう一つは、その集まりが、「何によって結ばれているか」と考えた時に、共通項が、「○○さんが嫌い」「○○が悪いと思っている」「○○の被害を受けた」「○○が憎い」「○○をやる気がしない」「どうせ○○しても意味がない」など、ネガティブなものの場合です。
 
もちろん、さすがに、会っている時に1日中ネガティブなことを話しているわけではないでしょう。でも「なぜ、この人たちは集まっているのか」「なぜこの場所が居心地がいいのか」を問うたときに、ネガティブな理由でつながっている場合、ネガティブなものを持っている集団には、近づきません。これは、女性だけの集まりか、男性だけの集まりか、ミックスかは別にして、常に意識していることです。
 
男性だけ、女性だけということなく、「前向きな人」が集まる場所に行くことで、自分も磨かれ、前進できるという気持ちよさがあります。私の個人的な体験では、つながる力と、一緒に前進する力は、女性たちの方が高いように思います。
 
以前テレビで、こんな実験をしていました。
テレビ局に、見知らぬ人を4、5人招き、「準備しますのでちょっとここでお待ちください」と円テーブルの周りにその人たちをおいてスタッフが立ち去る。すると男性だけのグループは、30分たっても、だれも言葉を発することなくじっと待っている。一方、女性だけのグループは、数分もたつと自己紹介をし、30分後には、にぎやかに楽しそうに皆が話している、のです。
 
実に面白い実験でした。「国際女性ビジネス会議」を私が1996年にスタートさせた時から、私の中に、「参加者同士がつながる」という強いインテンション（意図）がありました。そこで、会場やプログラムの様々なところに、そのための仕組みを入れ込みました。女性の特性とあいまって、今、会場では、独りぼっちで参加した人も、すぐに居心地の良い空間を体験できるようになりました。
 
いぬいるかさんがおっしゃるように、「出て、会う」ことから、出会いが始まります。気持ちのいい人たちが集まる場所に行ってみると「あ、こんな場所があったんだ」「こんな仲間がいたんだ」と感じるに違いありません。
 
是非、皆さんに体感していただきたい。今週、投稿を読ませていただきながら、そう思いました。
ですから、突然ですが、こんなことはいかがでしょうか。
今週、この円卓会議に投稿して下さった方は、採用されなかった方も含め、全員、7月28日（土）の国際女性ビジネス会議に、特別ご優待しますので、ぜひ参加してください。
 
今回の会議には、先日、インドに住む、日本人女子高生からも参加申し込みが届きました。日本の「女子校」に通っていたところ、1年前にインドに移ったそうです。彼女からの参加希望メッセージには、こんなことが書いてありました。
 
「世界という舞台で男女ともに生活するという、1年前からは大きく異なった環境にいます。この1年で私は、文化の違いや男と女の違いを目の当たりにし、そしてその違いを徐々に受け入れてきました。
今、世界で活躍している方々は、女性の立場をどのように捉え、アドバンテージにし、文化の違いを乗り越え仕事をなさっているのか聞き、私も将来その一員になりたいと思い、この会議への参加を希望します」
 
……感動しました。こんな後輩たちも、参加するんです。
 
会議の公式サイトから申し込みをしていただくと、オートメールに受付番号が発行されますので、その番号を明記して、事務局（17th_conf　アット　ewoman.co.jp）まで、「円卓会議に参加した、ピアの○○（ニックネーム）です」という一文と、本名、ピア登録住所、メールアドレスを明記の上、メールしてください。ご優待内容について、メールでご案内します。
優待内容が気になる人は、先にメールを下さっても結構ですが、「今回の会議に投稿した方」限定ですので、それがわかる情報、登録情報は明記してくださいね。
7月28日、皆さんと会い、一緒に学ぶこと、つながること、楽しみにしています。
 
そして、もちろん上記に関係なく、どうぞ、毎日の生活の中で、「良い仲間」とつながって下さい。男女比に関係なく、様々な会合や集まりに参加してみてください。だからこそ、男性が多くても、女性が多くても、どちらも参加する。そして、ときに、参加している場所を客観的に見て、年齢や性別や職種などが偏っていないか確かめ、意識して、違うグループにも参加してみる。
 
もちろん、キーワードは「前向き」です。
 
イー・ウーマンな皆さんが、いい仲間と出会い、前進する毎日をおくられますように。1週間、有難うございました。


★参加受付中！　7月28日（土）開催　第17回「国際女性ビジネス会議」

• 2012.07.06
• 佐々木かをり 株式会社イー・ウーマン 代表取締役社長、株式会社ユニカルインターナショナル 代表取締役社長