働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3191 開催期間 2012年09月14日- 09月21日
ここ数日、まるで暴動のような中国での反日デモや現地の日本人の不安の声が報道され、多くの方々からずしりと重い投稿をお寄せいただきました。皆さん、いろいろな機会をとらえて様々な角度から、平和や命の尊さ、相互理解について等身大で考えようとしていらっしゃいますね! そうした「思考回路」を常日頃から鍛えて、「他人の痛みへのイマジネーション力」を磨くことこそ重要なことだと思います。 ひるねさんは、過去の受け止め方の違いを様々な角度から理解しようとすることが、負の連鎖=報復を止めることのカギになると指摘してくださいましたが、全く同感です。私は常々、中学や高校の歴史の授業で、縄文弥生時代はみっちり時間をかけるのに、近現代史はしっかり教えてくれないことが不満でした。と言うのも、子ども時代の4年間を過ごした西ドイツ(当時)の学校の授業で、ヒットラーの時代とドイツの戦後補償のことも含めて近現代史を叩き込まれ、それぞれの国の事情や痛みを理解する素地をつくってくれたからです。 blueberry53さん同様、私も世界で起きている悲劇を思うと、何だか押しつぶされそうな気持になります。でも、一人一人に目を向けると、戦争や民族対立などで故郷を追われた人たちも、逆境にありながら、必死にたくましく生きています。家族を失った人は、家族の分まで「生かされている」と感じて、生き抜こうとします。 そんな一人一人のドラマを追った映画・ドキュメンタリーを上映する「第7回UNHCR難民映画祭」と「ヒューマン・シネマ・フェスティバル2012」がそれぞれ9月29日~10月8日と10月13日~28日の期間で開催されます。心の闇を抱えながら、ユーモアを忘れず、ときにずるがしこささえも見せる難民たちの姿に触れていただけますよ。 また、第85回米国アカデミー賞外国語映画賞部門で日本代表に決まった『かぞくのくに』は、朝鮮半島の分断国家状態に翻弄される家族がこの日本で暮らしているという事実を突き付けます。在日コリアンのヤン・ヨンヒ監督が自分の家族をモデルに描きました。こういう作品が日本代表に選ばれたということ自体、日本からの「発信」につながるのではと期待しています。 そこで、ディスカッションの締めくくりとして、日本・日本人・日本社会として、平和につながることがらで、どんなことが発信できるか、皆さんのアイデアを募ります! 実践していらっしゃること、こんなことができたらいいなと夢見ること、どしどしお考えをお寄せください。★根本議長の新著が近日発売されます!『ブータン「幸福な国」の不都合な真実』
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