働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3194 開催期間 2012年09月28日- 10月05日
皆様コメントありがとうございます。科学がどんな存在であるか、様々な立場や幅広い年代の方からの意見が集まっています。いろいろと考えさせられる意見ばかりです。 einsteinさんは個人にとっての科学についてコメントをいただきました。現代において科学の学術的な側面とともに、個人によってどのような意義があるかを考える必要があります。ゆきななさんやfuguさんは、人間の暮らしを向上させるために科学は必要と感じております。また「単純に知りたい」や「ささやかな喜びが科学の醍醐味」という科学探究の楽しさを語ってくれた方もいます。 junetさんのように「見えないものも科学である」という、すぐには成果が出ないですが、ロマンや夢を持たせることも科学の魅力でしょう。ゆきななさんや秋海棠さんのように、デマ情報などに踊らされないためにも、科学的知識を理解して利用することが重要ですね。 皆さんにとって科学は、いろいろな意義がありそうです。学問的な興味に基づき自然を探究したり、科学を楽しんだりする学術的・文化的な意義の他に、科学を理解することによって効率的に、安全に社会生活を営んだりすることができる実用的な意義があります。また科学は経済的な発展につながることや、科学を理解することは、個人が論理的思考を身につけ、情報を批判的にとらえ、社会的な課題に対し意志決定するためにも必要でしょう。 一方、科学を伝えることに悩んでいる方もいます。blueberry53さんのように、「興味があるだけでは、正しい科学の発展には繋がらない」と思います。科学が社会においてどのような役割を果たし、社会にどのような影響を与えているのかを知っておく必要があります。そのための教育も必要です。 私は最近「日本サイエンスコミュニケーション協会」という法人の設立に関わりました。サイエンスコミュニケーションは、講演会や実験教室を開催し、科学をわかりやすく伝える活動と思われがちですが、それだけではありません。科学に関する多様な意見を踏まえた合意形成を図り、人々の声を政策に反映させ、協働して課題を解決していくための活動です。それは、科学の健全な発展とその成果の有効活用を促す活動でもあります。 円卓会議に参加している方々には、様々な立場の方がいます。科学や技術に関わる方、教育者、産業や農業の従事者、メディア関係者など、誰もが社会において何かの役割を持ち、広い意味での「専門家」として働いています。その「専門家」も家庭や地域に戻れば、自分の専門以外の領域においては、一人の個人として振る舞うことでしょう。 現代社会における科学をめぐる課題は複雑で、その解決には多様な専門家が必要です。社会の様々な役割を果たしている人々が対話し、主体的に課題を解決していくことが重要ではないでしょうか。それは、課題に対し、一人一人が自立し、判断し、対話を通じて、合意形成し、協働して解決していく社会の実現への過程でもあります。円卓会議がその機会になれればと期待します。 一週間、議論していただき、ありがとうございました。【小川議長の過去の円卓会議】・博物館、好きですか?
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