イー・ウーマン（ewoman）

定年後も元気に社会にコミット!（Leyo・東京都・38）

一旦働いてから再度リハビリの専門学校へ行った為、現職についてから11年目となります。定年を意識したのは、同僚の看護師が65の定年を過ぎても訪問のお仕事を非常勤で継続する選択をした時(私は35位!?）。その方は68才の今でも週3回程ジムに通い、誰よりも元気！ 訪問で皆様に元気(医療や介護も）を届ける他、コンサートや万葉集の世界に親しむ生き方は、私のひとつのロールモデルとなっています。ただし、私がここまでするには体力増強が必須となりそうです。

必要とされるように自分磨き（Zonnetje・海外・その他・40）

仕事をするのは自己満足のためではなく、何かの役に立ちたいという思いがあります。ボランティアなどとして活動したいと思いますが、まずは必要とされるように自分磨きをしておきたいです。数合わせのためだけに働くぐらいであれば、退くほうがいさぎよいのではと今の時点では思っていますが、定年を目の前にしたら考え方が変わっているかもしれません。

収入源が問題（ナカサワ・東京都・45）

博物館のボランティアをしていて、そこには60〜70代の方もいらっしゃいます。親の介護や子ども・孫と関わりながら、自分の趣味を楽しみ、コツコツ勉強を続けるモデルが沢山いるので、漠然と私もそうなるのかな、と思ってます。他には地域の伝統行事やスポーツ育成に子どもがお世話になっているので、将来はその事務方を手伝うのもいいかな。収入は、うーんどうしましょう？？？　会社は辞めると思います。他に週3回くらいで負担なく働ける仕事希望。

20年後、想像は難しいが（あさーかす・大阪府・43）

広告デザインの自営業です。そろそろ現役を引退して次のステージへ行く先輩が増えてきたので、私も意識し始めました。体力的にも感性的にも65歳くらいを引退と考えると、そこからは違うカタチで、企業よりは個人とデザインに関わっていきたい。具体的な想像はできませんが、シニア向けのデザインのワークショップ運営など、自分がシニアならではの新たなビジネス展開もできるかも？　ライターなど仲間たちとアイデアを出し合える環境に恵まれているので、漠然とそんなイメージを持っています。

まだ漠然とですが…（miko87・東京都・42）

かつて上司だった方々が定年を迎えるという話が聞こえ始め、意識することが多くなりました。まだキャリアアップの途中のつもりでいますが、定年を迎えたときにいい会社人生だったと思えるように日々を過ごしたいと感じています。定年後の生活を豊かに、アクティブに送りたいので、年金についてもマジメに考えるようになりました。

定年後も何かしら働かないと（みいみ・東京都・51）

仕事に行くという行動が、私の日々を作っていると思います。きっと仕事をしていなければ一日中パジャマで引きこもるかもしれません（笑）。プラス、定年後は何かしら仕事をしたい。それが何かはまだ決めていないし、わかりませんが、コミュニケーションがなくなることが怖いです。

仕事がある限り続けたい（ガーデナー・東京都・54）

25年間バリバリのキャリアウーマンをしていましたが、管理職となり現場からの距離が離れてきたこともあり、一旦退職し、今はフリーランスのような形で仕事をしています。フルタイムの時はゴールのように考えていた定年も、今は考えなくなりました。仕事がある限り続けたいなと思っています。

意識を明るく切り替える（blueberry53・大阪府・59）

36年勤務し、定年まであと1年です。色々な制約などと闘いながら働いておられる女性の場合と私は少し違うかもしれませんが、3年ほど前までは、今までのような働き方、生き方ができなくなることを自分に納得させることに苦労しました。でも、今は、今までできなかったことにチャレンジできる機会が近づいているという期待感であふれています。男女を問わず、次の人生へチャレンジできる機会と前向きにとらえてほしいと思います。定年後は、思いっきり飛んでみたいと思っています。

ポジティブに（ゆきなな・海外・その他・34）

定年後は、趣味の時間を楽しむ傍ら、フリーランスで簡単な仕事を引き受けたり、娘が起業するようならそれを手伝ったりして、これまで経験してきたことを何らかの形で活かしていきたいと思います。趣味と仕事に割く時間配分を考えた時に、現在は当然仕事の方が大きいですが、定年後は趣味の方が大きくなるイメージでいます。

加齢も味方（真打ち・栃木県・45）

会社員だった時期は5年。企業の一員というより、社会の中の一人としての意識が強い。現在の勤めに定年はない。最近も意見として述べたが、10年を目途に土地活用(倉庫賃貸)の見直しを考えている。現在の契約(資材を保管するだけの用途)を解除し、県内の若者の生産・就労意欲の向上に貢献すべく、発展性のある使途に変える。私は独身という事もあり、定年より老後の生き方に関心がある。そして、不安より楽しみの方がはるかに大きい。

「定年後は、思いっきり飛んでみたい」「今までできなかったことにチャレンジできる機会が近づいているという期待感であふれています」（blueberryさん､59歳、大阪府）
 
前回「定年後の生き方(働き方)について、どんなイメージを描いていますか？」と問いかけたところ、こんな答えが返ってきました。まさか、ここまで弾けた、そして前向きな答えが寄せられるとは！ …と、よくよく読むと男性会員からのコメント。自身の心の声であると同時に、女性の皆さんへの応援メッセージでもあるようです。もちろん、この他のコメントもポジティブなものばかり。こうした「アクティブ・シニア」が増えれば、高齢化社会の未来も明るくなりそうです。
 
なかでも、身近に「いいお手本」がいる人は、老後の生き方、働き方のイメージが具体的です。Leyoさん（38歳、東京都）にとっては、｢65歳の定年を過ぎても訪問介護の仕事を非常勤で続けている同僚の看護師｣が、ひとつの「ロールモデル」となっているそうです。私生活でも「週3回ジムに通い」「コンサートや万葉集の世界に親しむ」姿から刺激を受けているようです。
 
ナカサワさん（45歳、東京都）にとっては、博物館でともにボランティアをしている60代、70代の方々が、モデルとなっています。「子どもや孫とかかわりながら、自分の趣味を楽しみ、コツコツ勉強を続ける」先輩らの姿を見て、「漠然と私もそうなるのかな」と思うといいます。
 
老後に思い描く生活を実現するには、多少は蓄えも必要です。40代から、老後のマネープランを考え始めている人もいました。「定年後の生活を豊かに、アクティブに送りたいので、年金についてもマジメに考えるようになりました」（miko87さん、42歳、東京都）。ナカサワさん(45歳、東京都）は「収入」も必要だとして、「週３回くらいで負担なく働ける仕事」を希望しています。
 
自営業の方からは、第二の人生での「新たなチャレンジ」のプランが寄せられました。広告デザインの仕事をするあさーかすさん（43歳、大阪府）は、「シニア向けのデザインのワークショップ運営」などをイメージしています。真打ちさん（45歳、栃木県）は、現在の倉庫賃貸業を見直して「県内の若者の生産・就労意欲の向上に貢献すべく、発展性のある使途に変えたい」とワクワクするような夢を語ります。
 
皆さんが語る「定年後のチャレンジ」には、ある共通点があります。それは、地域や社会になんらかの形で貢献するという点です。これまで培ったもの、今ある人的・物的資源を生かして何か社会に貢献できないか、それにより少しでも収入が得られればなおのことよい、定年後の生活プランづくりは、まずはこのあたりから始めるとよさそうです。
 
これからは健康に問題がなければ、みな70歳まで働く社会がくると、私は想定しています。超高齢化社会に向かうなか、元気なシニア層が社会を支えるために働かないと立ち行かなくなる、年金制度を維持することもできないと思うからです。個人にとっても、社会から必要とされ収入を得ることは、大きな生きがいにつながります。
 
でも60歳を過ぎたら、できたら自分らしく働きたいですよね。皆さんのコメントから、そのためのヒントをたくさん頂きました。皆で、従来の常識を打ち破るような明るい超高齢化社会を創っていきたいものです。
 
最後になりましたが、たくさんの投稿をありがとうございました！


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• 野村浩子 ジャーナリスト・淑徳大学教授