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会議番号:3519 開催期間 2018年11月02日- 11月09日
みなさま、様々な具体的なご提案をいただき感激しております。 ずっと、日本酒の国際化の活動をしてきて私が感じている事と、みなさまのご意見の重なる事が多く大変励まされます。 ごっしーさんの「日本酒は世界を救う」にはノックアウトです。特に甘酒は「夏の季語」にもなっており夏バテを防ぐほどの栄養食品ですし、アルコール分が含まれていません。ですので、日本酒の啓蒙で、どうしても入っていけない禁酒国家にも日本酒文化を背景にしたものとして入っていけます。わかりやすい日本酒文化での社会貢献が世界的に実現出来れば、それは日本人として大変誇らしい事ですね。 Yukodeluxeさんから、「外交のツールにするなら、きちんとしたおもてなしとしてソムリエ的な存在も」と、tulipさんからも「喜んでもらえるためには自己満足に終るのではなく」というご意見をいただきましたが、私も全く同感です。外交のツールに外交官が使ってくれるためには、威力を発揮して結果が出せないとなりません。そうした意味では、日本酒をサービスする人材、日本酒をワイン並みに流通させていく世界的なトレードに関わる人材を育成する必要があります。 NOBUさんがおっしゃる定温コンテナなどがどんどん使われていくためにも、その道のプロが参入してこなければなりません。 みなさん、昨年から日本ソムリエ協会が日本酒の資格を作ったのをご存知ですか? 田崎真也会長のもと、日本人のソムリエはワインも日本酒も語れる存在に向かっています。私も、今年2月までソムリエ協会の理事として、このSake Diplomaの立ち上げのお手伝いをしていましたので、日本のソムリエ界の大変革期に居合わせる事が出来て大きな意義を感じています。 また、英国の組織で、世界74ヶ国に展開し、年間全世界の800近い認定校で7万人以上がワインの資格を取得している世界最大のワイン教育機関WSET(Wine and Sprits Education Trust)に2013年にSake講座が誕生しました。日本の認定校のキャプラン株式会社でも、昨年からSake講座が開始されています。WSETのSake講師は全世界で100名を超えて、Sake講座は25カ国で開始されています。 国内外で、こうした環境が整ってきていますが、業界を少し離れると、まだまだ、日本酒が國酒として、しっかり日本人が認知しているのか?と疑問視せざるを得ません。というのは、何回も申し上げていますように、国内シェアが7%程度というのに顕れているのかと思います。 真打ちさん、Kazuoiさんのおっしゃるように要人からの発信も欠かせませんね。外務省では、在外公館で最も格式の高いレセプションである「天皇誕生日レセプション」では「日本酒で乾杯」というガイドラインまでつくってくれています。日本国内の特に民間の経済関係者のお集まりで「日本酒」で乾杯がもっと浸透してくれたらと感じています。 Shoshoさんがおっしゃる「間口を広げる、関係者を広げる」という事の大切さもずっと痛感している事です。 黒船さんも書いてくださったように、日本酒は「お祝いの乾杯」には欠かせない存在です。 日本酒は、酒造りを守ってきた家族の歴史、世界的にも誇れる繊細な酒造り、天皇家の祭祀や冠婚葬祭にも欠かせない日本酒の文化と地域の食にも寄り添う食文化との関係など海外から見れば見るほど、ブランドに出来る要素が溢れる、可能性の大きな日本のソフトパワーです。でも、まだまだ、世界的にはマイナーな存在です。 この大きな可能性を日本のために大きく花開かせる事が出来るのが、「外交のツール」や「酒蔵ツーリズム」ではないかと思った次第です。酒蔵ツーリズムについては、次回、機会をいただけた時にと思いますが、今回のテーマの「外交のツール」について最後の問いかけとして、みなさんに、日本酒を外交ツールにするための、より具体的なアイディアを投稿頂きたいと思います。例えば、「海外の政治家にawa協会のスパークリング酒を日本産キャビアと共に供したい」というようなアイデアがありましたら、教えてください。 たくさんのアイディアをお待ちしています!★平出議長の過去の円卓会議・日本酒、飲んでいますか?
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