イー・ウーマン（ewoman）

その土地の日本酒と肴で。（すーにー・福島県・49）

数年前から日本酒を飲むようになり、今では色々な日本酒を飲む楽しみが増えました。旅先や出張先でその土地のお酒をいただいたり、他県の方と地元のお酒をプレゼントしあったり。その時には必ず地元の酒の肴も一緒に贈ります。私の地元福島は、県内各地に酒蔵がありますので酒の肴もそれぞれです。中でもお勧めは会津の「ニシンの山椒漬け」、福島市の「いかにんじん」ですね。その土地の食べ物が手に入れば、家でも話題が広がるのではないでしょうか。

持ち帰りグルメと一緒に（Jerryb・東京都・53）

外出自粛のために地元の飲食店がテイクアウトを始めています。SNSでハッシュタグや投稿グループができていて、普段はお店に行かないと味わえない料理を自宅の食器に盛り付けたり、テーブルに広げたりして紹介し合っているのが楽しいです。もちろん合わせるのはふところの広い日本酒で。蔵元も応援できたら嬉しいですね。

器を変えて楽しむ（本の虫・大阪府・48）

自宅では以前から飲んでいます。生協で色々な地域の4合瓶の日本酒が紹介されるので気が向いた時に購入しています。一度には飲めないのですが２本くらい開けて飲み比べたりしています。おススメの温度が書いていないことが多く、基本的には常温で飲んでいます。その日の気分でお猪口や小さめの湯飲みなどを使って楽しんでいます。

ラベルを楽しむだけでも（blueberry53・大阪府・63）

私は暑い夏場以外ではたしなむ程度ですが良く日本酒を飲みます。ただ、安いお酒しか飲まずに色々な当てと一緒に楽しむ程度です。でも、昔からお店などで色々なラベルのお酒を見るのが楽しみです。中身まで楽しむ余裕はありませんがラベルを見て酒蔵がどこにあるのか、酒蔵やその地方の風土や歴史など様々なことに思いをはせるのが楽しいです。今の時期はそれもできませんが、お家で安いお酒を飲みながらネットやテレビで見るお酒の蔵元を尋ねる小さな旅もしたくなりました。

日本酒は普通に（shosho・京都府・54）

ご飯の代わりになります。家で作るおかずは基本的にご飯に合うもの。ということは、日本酒にもよく合います。私は基本的に冷ですが、常温でもよいですし、電子レンジでいろいろな温度の熱燗ができます。近所の酒蔵の主人は「地元のお酒は地元の料理が合う」と言います。特別に考えないでよいのでは？

豆味噌があれば酒は呑める（nekosaurus・愛知県・50）

何軒かの蔵から取り寄せた豆味噌と日本酒を何種類か揃えて、ペアリングを楽しみます。個性の強い豆味噌に負けるわけでもなく、我を張るわけでもなく、旨く絡み合ったときは嬉しくなります。今は体調が思わしくないので控えていますが、発酵大国・愛知県ならではの楽しみ方です。

日本食文化の一部を知るきっかけ（亮・神奈川県・58）

いよいよ緊急事態宣言も出るようで、明日から休業がさらに増えますが、それにより日本酒の売り上げも落ちます。日本酒は私たちの国の素晴らしい食文化の一つで、100年以上の歴史あるお蔵も数多くあります。購入したら、ぜひ飲んだあとでも先でもちょっとそのお蔵のことをググってみて欲しいと思います。こんな歴史があったんだとか、こんな思いで作っているだということを知ると、ただ美味しいとかまずいとかではないステキなストーリーが待っているはずです。

情報交換の場を！（ki-yo・福岡県・51）

わたしにとって日本酒は「超リラックス時のお酒」です。明日の心配がない夜に、美味しいごはん、おつまみを用意して飲む日本酒は最高！　今回のテーマ「家飲みの楽しみを深める」で出てくるであろう素敵なアイデアに期待大です。日本酒は好きなんですが詳しくないので、皆さんから出てくる情報を片っ端から試してみたいと思っています。ちなみに、最近お気に入りのつまみは「やまやドライ明太子」。からすみっぽくてチーズとも合いますよ。

ミニ規格の展開（真打ち・栃木県・50）

呑み切りサイズを店頭で見かけるが、呑み残し回避や試飲の側面からも、便利な規格だと思う。日本酒＝一升瓶のイメージは、かなり薄れているのでは。又、相性の良い料理は、和よりもむしろ洋だと考えている。粒マスタードを塗ったソーセージや、アジのマリネ、ピザなどはいかがだろう。私は一滴も呑めないが、この組み合わせに、もしや賛同者が居るのではとニンマリしている。

今のところNOです（le petit prince・千葉県・28）

家飲みをしますが、日本酒ではなくワイン派です…。ただ、日本酒も飲んでみたいのですが、知らない事が多く未知数です。この機会に教えて頂きたいですし実践してみたいです。

沢山の投稿を有難うございます！
 
皆さんが、それぞれにご自身の世界の中で、日本酒に向き合ってくださっているのを感じてとても励まされました。
重い世間の空気の中で、気持ちを軽くしていただいた心地です。
 
首都圏は、ついに非常事態宣言が出ましたが、自粛の中で自らの内面により接する機会の中で日本酒に親しんでいただけたら嬉しいです。
 
週末の投稿に４合瓶は大き過ぎるというご意見をいくつかいただき、今回も「真打ち」さんから便利な呑み切りサイズが、というコメントをいただき、近所のイオンに行った時にお酒売り場を覗きましたら、けっこう小さなサイズの日本酒を発見しました。
またスパークリングや果実風味のものも！
是非、この機会にお試しになってください。

 



さて、「家飲みの楽しみを深める」アイデアやご経験、こんなお料理がお勧め、地元の地酒にはこれが付き物などをお伺いしました。
 
　「YES」の投稿では、福島県のすーにーさんが、ステキな日本酒ライフをご披露くださいました。「ニシンの山椒漬け」「いかにんじん」私も大好きです！　他のどんなお酒より日本酒があう郷土料理だと思います。
 
そして福島県は100年以上の歴史をもつ国内最大規模の日本酒の審査会「全国新酒鑑評会」で、史上初の7年連続金賞受賞数日本一を達成しています。全国多くの蔵元から出品され、その中から特に優れたものが金賞酒として選ばれるのですが、福島県で金賞酒に選ばれたのは22銘柄。次点が秋田県の18銘柄だそうです。
 
　私がアンバサダーを務める1984年設立の世界最大のワインコンペティション、IWC（International Wine Challenge）に2007年にSake部門が創設されたのですが、2015年に喜多方市の「会津ほまれ」さんが、2018年には二本松市の「奥の松」さんがチャンピオン・サケとなりました。ほまれ酒造の唐橋裕幸社長が地元のお祝いの会のために作られた映像を、この機会に是非ご覧になってください。
　
　Jerrybさんが、地元の飲食店が始めたテイクアウトを利用し、蔵元も応援したいと書いてくださいましたが、有難いです。業務店向けの卸しに多くのお酒を出している蔵元さんは飲食店と共に大変な状況と聞いています。自宅ではなく、飲食店で多く日本酒を消費するようになった私達のライフスタイルの変化を感じます。
 
　亮さんがおっしゃるように、日本酒は日本の食文化を担う存在です。天皇家の祭祀も日本酒無くしては成り立ちませんし、私達の冠婚葬祭に日本酒は不可欠です。
　でも、多くの方がコメントしてくださっているような、それぞれの皆さんがそれぞれの生活の中に日本酒を持ってくださっている事が、私は涙が出るほど嬉しいです。
　
　本の虫さんの酒器の楽しみ、Blueberry53さんのラベルを見ながら蔵元に思いをはせる、本当に素敵です！
 
また、福岡県のKi-yoさんがマイブームの「やまやドライ明太子」をご紹介くださいましたが、からすみはもちろん、日本酒には魚卵は鉄板ですね！
10年以上前にオーストラリアのシドニーの超高級レストランTetsuya’sでの日本酒のプロモーションディナーで、最初に高級シャンパンとキャビアが供され、その後、日本酒が出されたのですが、招かれた多くの食のジャーナリストが「キャビアには日本酒の方が合う！」と大絶賛でした。価格が何倍もするシャンパンに日本酒が勝利したのです。
 
Nekosaurusさんの豆味噌と何種類かの日本酒とのペアリングの楽しみもまさに上級者、そして地元愛を感じる日本酒の楽しみ方ですね。
 
面白い組み合わせといえば、先月、あるエンターテインメント系の会社の役員の方々と会食した際に、オレンジマーマレードと日本酒（特に大吟醸）のペアリングをご紹介したんです。「小学校以来、オレンジマーマレードを意識して食した事がない。」とおっしゃっていたその方が、この組み合わせを大変喜ばれていました。
 
さて、早くも私からの投げかけは最後となります。
 
こちらは日本酒の業界団体である日本酒造組合中央会のHPで紹介されている各県の酒造組合です。ここで各県の蔵元（組合に加入されているところ）が紹介されています。
 
是非、皆様の地元などでお気に入りのお酒、人との思い出のお酒、最近気になるお酒の銘柄をおしえてください。
また、引き続き「家飲みの楽しみを深める」アイデアもお待ちしています。
 
「NO」のご意見をいただいた　le petit prince さんが書いてくださったように、日本酒はわかりにくいと思います。それを乗り越えて日本酒を知る、飲むという行動に繋げていくにはきっかけが必要だと思います。
 
皆さんのご紹介くださる銘柄が、そのきっかけになるかもしれません。
 
どうぞよろしくお願い致します。


★平出議長が登壇された
第24回国際女性ビジネス会議
＜円卓会議＞⽇本の魅⼒をスケールアップ。地⽅創⽣！
★過去の円卓会議より
・日本酒は、外交のツールに出来ると思いますか？
・日本酒、飲んでいますか？

• 2020.04.08
• 平出淑恵 株式会社コーポ・サチ 代表取締役