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会議番号:3655 開催期間 2021年09月10日- 09月17日
自民党総裁選で大きな動きがありました。河野規制改革担当相が石破元幹事長に対して、協力を要請し、石破さんはそれを受けて今回は立候補を見送りました。下世話な言い方をすれば河野=石破連合が誕生したわけで、どうやら岸田さん対河野=石破連合という構図になったと言っていいかもしれません。皆さんが期待していた野田さんは、相変わらず推薦人集めに苦労しておられるようです。最終的にどのようになるのかは告示日が来ないとわかりません。 さて政策ですが、やはり現下の情勢から第一にコロナ対策が気になるのは当然でしょうか。ニライカナイさんがアメリカのような疾病対策センター(CDC)を設立してほしいと投稿されています。またひるねさんは、製薬会社に積極的に投資して治療薬開発を後押ししてほしい(正確に言えば、投資ではなく資金援助でしょうが)というご意見もありました。真打ちさんのように、自分に近い人々が犠牲になった方にとってはコロナ問題はきわめて切実な問題であると想像します。 それと並んで重要なのは、コロナ後の日本の姿ではないでしょうか。それが気になっているからこそ、河野さんの原発に関する発言が後退したように見えたことが少し懸念材料になっていると思われます。 コロナは大げさに言えば、日本の姿を変える分水嶺のようなものだと思います。所得格差は拡大し、多くの産業で職場が失われました。ギグワーカーが増加して雇用が不安定化しています。産業構造は変化し、これまで日本の経済を牽引してきた自動車産業などもこのままではいられません。少子化は加速し、高齢者を支える構造はますます脆弱なものになります。その結果、社会保障が手薄になり、貧困者は子弟の高等教育にお金を投じることが難しくなります。これで格差が固定化されると、社会全体が不安定化します。またせっかくデジタル庁ができても、それで日本のデジタル化が進むとは思えません。 話がそれますが、昔、企業内でデジタルネットワークができはじめたとき、それまで社内報を紙で配っていたのをデジタル化するという話が持ち上がりました。いつまでたっても実現しないので、どうしたのか聞いてみたら「あの紙の形をデジタルで配信するのが難しい」という答えが返ってきました。つまりデジタルを使うべき人間のほうが、なかなか昔のマインドセットから抜け出せないということです。役所の書類の形式、データの保存や共有の仕方などを考え直さなければなりません。 閑話休題。要するに私が申し上げたいのは、このコロナによって日本社会の持っている問題点が先鋭化しているということです。こうした意味では、政治的リーダーは思慮が深く、大きなビジョンを持っている人ということになります。以下のURLはご存知かもしれませんが、岸田さん、高市さん、河野さんの政策や理念を語っているサイトです。ご参考まで。 ・岸田文雄公式サイト・高市早苗サイト・河野太郎 総裁選特設サイト さて、皆さんに伺います。そもそも政治がここまで劣化しているのは、私たち有権者が自民党の長期政権を許してきたからだといういつもの疑問がわきます。その理由は2009年に民主党を政権につけたものの、結局は大混乱しただけという苦い経験があるからでしょうか。立憲民主党は盛んに政策議論をぶつけて総選挙に備えようとしていますが、その「パンチ力」はあるのか。皆さんはどう思われますか。
★藤田議長の過去の円卓会議より
・菅総理の判断力、評価しますか?
・今、車を買うなら、電気自動車?
・対中関係、厳しくなっていると思いますか?
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