働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3676 開催期間 2022年03月04日- 03月11日
前回の質問 「なるべく間違った情報を鵜呑みにしないように、皆さんが注意されていること」についても、様々なご意見をいただきました。ありがとうございました。 DiamondBarさんのように、「複数のソースからギャップを把握する」というやり方やリンダ山本さんの「発信する人がどんな人か、内容に偏りや個人攻撃がないかなどをチェックする」というのは、重要ですね。まずは、様々なニュースを比較し、どんな媒体がそのニュースを報じているのか、記事を書いているのは誰なのかを把握することは大切だと思います。政府や大使館などのHPやSNSで、公式な情報も確認できる場合もあるので、疑問に思ったら合わせてチェックしてみるとよいですよね。 今回のウクライナ危機でロシアは新たな報道規制を発表し、ロシア軍の活動などについて、当局が「フェイクニュース」(偽情報)とみなした場合、記者らに最大15年の禁錮刑を科すことを決めました。非常に残念なことですが、おかげでロシアのメディアには、全て当局のチェックが入っているのだと、世界にはっきり示された形になったと思います。戦時の権力者は、自分たちに都合のよいように報道を操作するということは今までも言われてきたことですが、私たちはそれを歴史の教科書ではなく、まさに現在進行形の出来事として見ているのだと感じました。 今週、ある在日ウクライナ人の女性と話をする機会があったのですが、彼女はロシアの人々に対して「みんなプーチンのせいだと言いますが、彼が政権についてから20年間、国民として何をしてきたのかと言いたい」という厳しい見方をしていました。言論の自由が少しずつ厳しくなっていることに声をあげずにいるうちに、一般市民にはどうにもならない事態に陥ってしまったのだと言います。そんな彼女の言葉に私もはっとさせられました。日頃から私たちもメディアをめぐる状況に敏感にならなければいけないと思いました。 ロシアからの報道を中断していたBBCも、新たな法律の影響とロシア内部での報道が急務であることをあわせて検討した結果、ロシアでの取材活動を再開したということです。記者にとっては大変な状況だと思いますが、これからは一層BBCの報道に注目していきたいと思いました。 さて、「ウクライナ情勢について、海外メディアも見ていますか?」をテーマに、今週、様々な角度で議論してきましたが、いかがでしたでしょうか?投票では、若干Yesと答えられた方がNoを上まわった結果となりました。 私は、刻々と変わるウクライナ情勢について、海外のメディアが発信している圧倒的な量のニュースを情報収集の手段として活用しないのはもったいないと思っています。普段、あまり海外の報道に触れる機会がなかった方たちも、これを機会に「少し海外メディアも見てみようか」などと、考えるきっかけになったのなら光栄です。★大門議長の過去の円卓会議・国会議員のクオータ制、必要ですか?・森会長辞任。問題は解決したと思いますか?★第26回国際女性ビジネス会議でも登壇されました!・トークショー「他国から学ぶ ~スウェーデン・メキシコ・英国の事例~」
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