働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3689 開催期間 2022年07月15日- 07月22日
I statementは、ダイバーシティ社会で力を発揮する重要な基本スキルです。「私」はどう思うのか。私は何をするのかを各自が考え、発言する。そして、それらの個性を力にしていく。皆で力を合わせてより良い成果を生み出す。まさにダイバーシティ社会への訓練の基礎なのです。今週はその意味も込めて、ジェンダーギャップ指数を題材に、ダイバーシティ社会の意味を考えてきました。 やっちゃん24さんは早速、男女の部下にデータを見せて説明したとのこと。素晴らしい!そのような「アクション」が大切です。「どうしてみんな動かないんだろう」と考えるのではなく、自分で動く。部下の方々も「知る」ということから意識が変わりますよね。きっと今後は、良い循環が始まるのではないでしょうか。部下の方々も「ピア」登録されるといいですね。そして企業で、ダイバーシティインデックスに参加されるといいですね! そんな意味からは、レッズさん、「男性はポジションを譲ろう、女性はポジションを取ろう。と言い続けていきます」とのことで、素晴らしいです。ぜひそれを「仕組み」にしてください。例えば会社の中で、自分の「後任は必ず女性と男性と一人ずつ選ばなくてはならない。選べない本人(上司)は賞与が減る」などの仕組みです。ぜひご検討を! ゆりえってぃさんは、ぜひおもちゃ屋さんに、「男の子向け」「女の子向け」表示を禁止にしてください、とお伝えくださいね! 女性活躍やダイバーシティが、時代の流れだから、働き続けたい女性のためにする制度、と思っていると大間違いです。JIMAさんの「生産性が向上する」のは、まさにその通り。だから、mionさんのご指摘の通り、「速い時代変化へ対応」ができるようになり、「海外投資家からの投資を得る」につながるのです。 まおにゃんさんのご指摘の「医療費の削減にもつながる」は、興味深いです。確かに「現在の健康診断の項目などは男性を中心に組まれたもの」「健康診断時の検査方法についても男性目線のものが多く」は、その通りで、保険適用になる医療の種類も、男性に役立つものはスピードで承認され、女性のためのピルなどは何年経っても承認されません。決定するための委員や最終決定する立場に女性が少ないことが大きな原因だと考えています。 男女格差の是正、というと、女性にそろそろ親切にしなくては、と考える流れもあるようですが、そうではありません。男女格差がなくなるということは、生産性が高まり、社内に良いアイディアが生まれ、売上や利益が上がり、投資も集まり、良い人財もくる。男性にとっても、組織(会社・学校・病院・自治体など)にとってもプラスのことなのです。 男女賃金も公表が義務化されていきます。役職ごとではなく、全体で、の情報も出したら、いかに女性と男性の社内での扱いが違うかが可視化されるでしょう。 うさぎとねこさんの言う通り「人的資本を可視化するという政府の方針にうまく乗って」、スピード感を持って変化を起こしていきたいと思います。そのスタートは、今、この原稿を読まれた「あなたの行動」から始まります。 1週間有難うございました。企業で、ダイバーシティを推進しようと思っている方は、 ・ダイバーシティインデックスに参加する(次回は2023年7月です) ・ダイバーシティマネジメントイニシアティブに参加する ・ダイバーシティ関連研修を実施する ・女性取締役を入れる ・女性管理職育成研修を行う ・男性管理職向けダイバーシティ研修を行う ・男性社長向け、ダイバーシティコーチングを行う など、プログラムを提供しますので、おっしゃってください。 「こうなったらいいな」「少しずつやらなくちゃ」ではなく、今こそ、アクションを起こす時です。私、講演に行きますよ。コーチングもします。ぜひ協力させてください。******◆「ジェンダーギャップ・レポート2022」を読む(英語)https://www3.weforum.org/docs/WEF_GGGR_2022.pdf・日本語で概略を学ぶ:https://jp.weforum.org/press/2022/07/jp-compounding-crises-pandemic-disruptions-and-weak-recovery-delay-time-to-gender-parity-to-132-years ◆「クオータ制」導入が、日本を救う」内閣府発行「共同参画」令和4年6月号に執筆しました◆「男女平等、海外はクオータ制で成果 日本も議論を」日本経済新聞に、コメントが少し掲載されました◆2021年4月の「働く人の円卓会議」議長:佐々木かをり「ジェンダーギャップ指数120位。日本を変える方法、ありますか?」https://www.ewoman.jp/entaku/info/id/3637/times/1https://www.ewoman.jp/entaku/info/id/3637/times/2https://www.ewoman.jp/entaku/info/id/3637/times/3https://www.ewoman.jp/entaku/info/id/3637/times/4 ◆2016年10月の「働く人の円卓会議」 議長:佐々木かをり「日本の男女格差、世界111位に落下。日本は大丈夫?」https://www.ewoman.jp/entaku/info/id/3414/times/1https://www.ewoman.jp/entaku/info/id/3414/times/2https://www.ewoman.jp/entaku/info/id/3414/times/3https://www.ewoman.jp/entaku/info/id/3414/times/4 参考ランキング:2022年、146カ国中116位。2021年、156カ国中120位。2019年、153カ国中121位。2018年、149カ国中110位。2017年、144カ国中114位。2016年、144カ国中111位。2015年、145カ国中101位。2014年、142か国中104位。
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