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会議番号:3693 開催期間 2022年09月02日- 09月09日
カルト問題へのリテラシーを高めるといっても、どこに着眼すればいいかとなると、なかなか難しい問題です。それでも心がけしだいで身につけられることもあります。 (ゆりえってぃ)さんが指摘されるのは、情報源がニュース報道以外にほとんど無いことですが、これは改善できるかもしれません。 (unagi)さんは高校のときからの教育の必要性に言及されています。この場合は先生の力量が問われることになります。 情報時代と言われますが、必要な情報をどうやって得るのか。実はこの点の工夫にまだまだ考慮の余地があります。 今回の統一教会問題に関連して、何人かの新聞記者の人から取材がありました。 前回、紹介した宗教情報リサーチセンターを知っている人はごく少数で、宗教文化教育推進センターは誰も知りませんでした。またRIRCチャンネルの「カルト問題とは」を観た人もいませんでした。 ジャーナリストでさえ、自分が扱おうとする事柄に必要な情報にアクセスする手段に長けているとは言えないようです。 情報は無尽蔵と言っていいほどあるのに、受け身な姿勢の人が多いので、必要な情報にたどり着けないのです。リテラシーを養う第一歩は、自分にとって必要な情報を得る手段を身につけることです。 その際には扱おうとする問題について、多少の基礎知識が必要になります。 カルト問題は、いつどこで自分や身の回りの親しい人に降りかかってくるか分かりません。日ごろから、宗教についての基礎知識をもう少し深めていただければと思います。 また、しっかりした情報に接すれば、おのずとおかしな情報には気が付きやすくなります。 今回の統一教会問題でも、長年この問題と取り組んできた人たちによるテレビなどでのコメントは、具体的で説得的なものが多いです。それらに接すると、さして知りもしないのに、適当にコメントしている人は見分けがつくようになります。 情報時代には、そのような形での自己トレーニングが可能ですし、必要なことです。 今回の問題を機に、そうした見極めの力をいっそう養っていただければと思います。 一週間、お付き合いいただきありがとうございました。★井上議長の過去の円卓会議より・慰霊・追悼式に宗教色はあった方がいいと思いますか?・訪日外国人への宗教の配慮、考えていますか?・お寺や神社で「御朱印」をもらったことがありますか?
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