働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3693 開催期間 2022年09月02日- 09月09日
どこからカルト問題かというのは、実は非常に判断しづらいです。連日テレビ等で紹介されているような、恐怖を与えながら高額の献金を迫るという例だと分かりやすいですが、そう頻繁にあることではありません。 「何かおかしい」という感じを抱き、警戒することの方がはるかに多いのです。 皆さんから紹介していただいた例は、そうした「何かおかしい」と感じる例になると思います。 (shosho)さんは、常識から外れた集金方法に言及されています。 (真打ち)さんの話のように、安価のものの購入をさせるところから始めて、しだいに高額の献金をというやり方もあります。信仰というよりは、お金を出させることだけが目的ではないかと感じざるを得ない活動は、カルト問題に通じる代表的な例です。 (いぬいるか)さんは、親友が統一教会信者となり、顔つきまで変わり、セールス部隊になったとのことです。これもまたカルト問題ではよく見られます。 (SallyChan)さんは、神様を信じていないと断ったら、二度と口もきいてくれなくなったということです。自分の宗教を受け入れない人は、仲間や友人ではないといった態度も、問題としたい点に含まれます。 カルト問題が厄介である1つの理由は、いったんその団体に属すると、常識的な批判さえも受け付けなくなる点です。 そうすると、予めカルト問題に対するリテラシーを養うことが必要になります。 私は1995年のオウム真理教事件を教訓に、1998年に宗教情報リサーチセンターの設立に関わりました。信頼できる宗教情報の発信に努めています。また大学生などに宗教文化についての教養を深めてもらうために、2011年に宗教文化教育推進センターを設立しました。 現在、両センターでセンター長を務めています。カルト問題に対するリテラシーを高めることは、この2つのセンターの目的の1つです。 カルト問題では、とくに若い世代の人生が大きく狂わされることが知られています。 事前の注意喚起という観点から、カルト問題のリテラシーを高める方法を考えてみたいです。連日のカルト問題への報道や、ご自分の体験から、どのような具体的方法が考えられるか、ご意見をいただくとありがたいです。*イー・ウーマン編集担当より投稿のルール「I statement」(「〜べき」は使わないなど)を守り、「国民は」「普通は」などではなく、「私」を主語として、自分の考えを投稿してください。 掲載する投稿には、編集にて「私は」を入れさせていただく場合もありますのでご了承ください。★井上議長の過去の円卓会議より・慰霊・追悼式に宗教色はあった方がいいと思いますか?・訪日外国人への宗教の配慮、考えていますか?・お寺や神社で「御朱印」をもらったことがありますか?
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