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会議番号:3693 開催期間 2022年09月02日- 09月09日
カルトと宗教とは異なるという考え方をする人もいます。皆さんの中にもそう考えておられる方もいるようです。 しかし両者を明確に区別するのは難しいと考える宗教研究者の方が多いです。カルト問題とは無縁な宗教もあれば、少しは問題が存在する宗教、さらにカルト問題を頻発する宗教もある、などと見なすのが一般的です。 その団体が宗教かどうかは、宗教法人かどうかを一応の基準にすることができます。他方、カルト(団体)についての定義は法的には存在しません。 通称・統一教会は、現在「世界平和統一家庭連合」という宗教法人ですので、宗教ということになります。 霊感商法については、2018年に消費者契約法が改正され、「霊感その他の合理的に実証することが困難な特別な能力による知見」を使って不安を煽り契約させたような場合は、この契約が取り消すことができるようになりました。 霊感商法により多額の献金を求めるような行為を批判する根拠が明確にされたと言えます。 霊感商法をしている団体をカルトとみなす人はいますが、それだけで線を引くのも困難です。 どのような行為が批判され、警戒される必要があるかの議論を重ね、問題を広く共有することが大事になります。 今回出されたご意見からは、1つは勧誘の問題が大きいことが分かります。 (いーちゃん)さんからは職場での規則に反した勧誘の体験を述べていただきました。 (ゆりえってぃ)さんは、大学敷地内で声をかけられた体験ですが、まだ大学の生活に慣れていない新入生をターゲットにするのはよく聞く話です。普通のサークルの勧誘との大きな違いは、正体を隠すところにあります。 (かおるーん)さんも似たような体験です。途中で何かおかしいと気づいたということです。 この気づきがとても重要ですが、「何かおかしい」という気づきはけっこう難しく、予備知識が必要になります。それをどうやって養うかです。 (DiamondBar)さんは統一教会の話を聞かなくなったとのことです。情報時代になったのに宗教について友人間での情報の共有が少なくなったという指摘で、これは大変重要なことです。 (KamyeWest)さんが宗教について自分の意見を述べることがタブーになっていることの問題を指摘されているのもこれに通じる話です。 では、正体を隠す、しつこい勧誘といった行為のほかに、カルト問題としてもう少し共有しておいた方がいい行為は何だと感じますか。 「カルト問題。身近に感じますか?」というテーマへのYES、NOとともに、具体的な形でご意見を出していただけばと思います。*イー・ウーマン編集担当より投稿のルール「I statement」(「〜べき」は使わないなど)を守り、「国民は」「普通は」などではなく、「私」を主語として、自分の考えを投稿してください。 掲載する投稿には、編集にて「私は」を入れさせていただく場合もありますのでご了承ください。★井上議長の過去の円卓会議より・慰霊・追悼式に宗教色はあった方がいいと思いますか?・訪日外国人への宗教の配慮、考えていますか?・お寺や神社で「御朱印」をもらったことがありますか?
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