働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3695 開催期間 2022年09月16日- 09月23日
今回もたくさんの投票と投稿をありがとうございました。 「子育てに悩んでいた時期にいろいろとネットで情報を探す中でオレンジリボン運動のことを知り、高祖議長の会議は毎回注目しています」という、おがわさんの投稿を拝読して、うれしく心が引き締まる思いです。 189(児童相談所虐待対応ダイヤル)の通告について、「知り合いは名前と連絡先を聞かれたと言っていたのですが、言わなくていいということなのでしょうか。」(unagiさん)という疑問にお答えします。 前回コメントさせていただきましたが、189への通告は匿名でできます。 ただし、unagiさんの投稿のように、名前と連絡先を聞かれることもあります。それは、通告内容について、追加で確認したいことがある場合などのために聞くということです。もちろん守秘義務がありますから、通告者について、該当する家族に知らせるなどはありません。名前と連絡先は言いたくなければ伝えなくても大丈夫ですが、適切な判断や支援につなげるためできるだけ多くの情報が必要です。できれば協力をお願いいたします。 「子どもが中学生だったとき、更衣室で一緒になる後輩の体にたくさんあざがある、と聞いた翌日、ためらいなく通告しました。」(くみおさん)という投稿がありましたが、親や虐待を受けている子どもからSOSは出しにくいものです。 保育園などの場合は、着替え時に保育士さんが体の傷などを確認できますが、小学生以上になると先生が見つけることは難しいことも多いと思います。 子どもが友だちの異変を見つけた場合、親や先生に相談すると思いますが、このときに大人は通告すべきか迷うかもしれません。でも、ぜひくみおさんのように、通告し情報提供していただけたらと思います。 通告をためらうことによって、そのお子さんが大けがをしたり、命を落とすことになれば、親子を被害者と加害者にしてしまいます。あの時通告すればよかったと後悔することになると思います。迷ったら通告を心がけてください。児童相談所は情報を集め、虐待かどうかを判断します。 「親子の孤立を防ぐ第一歩は、日頃の挨拶」(真打ちさん)、「子ども向けの地域イベントなど地域と接する機会を増やすのも大切」(blueberry53さん)の投稿のように、地域から見守られている感が、子育ての安心感を育み、相談のハードルを下げ、また虐待の抑止力にもなるのではないかと思っています。 1週間、みなさまと議論できたことに感謝します。まずは、今回のように虐待防止や子育てに関心を持ってくださること、そして周囲の親子につながってくださることがとても大事だと思っています。 ★高祖議長の過去の円卓会議より・部活での暴力。防ぐ方法、ありますか?・こども基本法の成立、必要ですか?・児童虐待、過去最多20万件。防ぐ仕組み、いい案ありますか?(2021年)
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