働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3710 開催期間 2023年03月03日- 03月10日
若干NOの割合が増えましたが、それでもYESの方が6割近くいらっしゃいます。 真打ちさんからは、マスクを着用できない人の例を具体的にあげていただきました。ひるねさんは「マスク依存」について、marco302からは、マスクを着けていることに対する圧力を問題視する投稿をいただきました。 本日はマスク社会で人前に出ることがラクになっている「社交不安障害」「醜形恐怖症」の人についてお話をいたします。 社交不安障害とは、旧来の対人恐怖、視線恐怖、の医学的な診断概念になりますが、簡単には、人前に立つことを極度におそれてそれを避けたがる人のことです。マスクで表情がわかりにくくなることで、人前に立ちやすくなっていました。そのほかにも、フレームの厚い眼鏡をかけたり、帽子をかぶったり、前髪を伸ばすなどで対処している人もいます。冬場や花粉の季節は目立たないものの、夏場は目立ってかえって注目されるため外出できなくなる人もいました。 醜形恐怖症とは、自分の体に外見上の欠点があると思い込み、隠すことや治すことにこだわり続ける人、わかりやすく言えば、外見を異常に気にする人です。顔を気にしている人は、マスク着用社会に助けられています。このような人は、マスクを外した時に、「マスクを外したら、みんながびっくりするんじゃないか」と不安になってしまうため、マスクを外せなくなっています。顔にコンプレックスを抱えている人、特に若年者はその傾向が強いように思います。 人間の脳には、見えていない顔の部分を平均的な顔で補う特性があります。マスクをしている人の鼻と口を一般的な形を予想しているため、マスクを外した他者の顔を見て、意外に思った経験をお持ちの方も多いと思います。今回のコロナ感染対策でのマスクの着用が、「素顔を隠すことができる」という利点につながっているため、外見を気にする人はマスクを外すことに強い抵抗があるのです。 人前に立つのが苦手、容姿を気にする人と、社交不安障害や醜形恐怖症との線引きはあいまいです。マスク社会は、境界域の人たちを「掘り起こす」ことになったのかもしれません。いずれにしても、社交不安障害、醜形恐怖症の人は、マスクを着用する人が少数となることや、マスクを外す圧力を極度に心配しています。 一方で、マスクを着用することによる発達の影響や、対人交流に消極的になることも危惧されます。会議最終日に向けては、これからのマスクの使用方法について、メリット、デメリットをふまえて、ご意見をいただきたいと思います。最初にYES/NOで投票いただき、投稿をお寄せください。お待ちしています。★古荘議長の過去の円卓会議より ・コロナ禍。心の病を持った仲間への対応、うまくできますか? ・あなたは「自己肯定感」高いですか? ・自分は発達障害かも、と思ったことありますか? <運営事務局より> 投稿は、お一人お一人の視点や体験を言葉にしていただく、大変貴重なシェアリングです。 ・自分を主語としたI statement で書いてください。掲載する投稿には編集にて「私は」を入れさせていただく場合もありますのでご了承ください。・引用がある場合は、必ず引用元を明記してください。・議長からの各日の投げかけ(赤字部分)に答えた内容で投稿してください。
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