働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3042 開催期間 2010年09月11日- 09月19日
「今の働き方、ずっと続けることができますか?」という投げかけに対して、5人に2人が「はい」を選ばれています。 数字だけを見ると、「意外と多いかも…」と思われるかもしれませんね。でも、みなさんのご意見を読むと、「YES」の方でも、そこに至る判断やご苦労があることがわかります。 結婚・出産の時期は、夫と双方の両親の協力で乗り越え、30代後半からエンジン全開に戻ったものの、体調を崩してしまったm yukieさん。更年期や介護も乗り越え、今は落ち着かれたとのこと。よかったですね。 「一般道をそれなりに走る」というペネロープさん、子どもを2人抱えての正社員勤務を断念し「自宅で教室を開く」あきおさん、自営業なので調整しつつ両立しているハイジュさん、みなさん、状況に応じて、柔軟に働き、自分の働くペースを作って来られています。 一方で、「5年後が想像できない」というszkmtkさんのように、これからの働き方に迷いや不安を抱えている方も少なくありません。 「NO」と答えた方の理由は、やはり「子育て」と「介護」が多いですね。もし、男性に同じ問いかけをしたら、どんなパーセンテージになるか、非常に興味深いと思いませんか? そこで、総務省の「平成21年 労働力調査年報」 の「非労働力人口」の最新データを見てみました。「非労働力人口」とは、 収入になる仕事をしていない人の数です。休業者や完全失業者は除かれます。 平成21年度の「非労働力人口」は、4422万人。 そのうち「就業希望者」は、471万人。 そのうち「家事・育児のため仕事が続けられそうにない」人が、123万人。 そのうち「男性」は1万人、「女性」は、なんと122万人です。 男女雇用機会均等法が施行されて30年近く経ち、育児介護休業法が施行・改正がされたり、男女共同参画の活動が広く実施されていても、これが現実なのでしょうか。 ……というような話をする私ですが、実は「女性は男性と同じように働くべき」という考え方ではありません。しいていうならば、「女性も男性と同じように働く選択肢があるべき」という考え方です。また同時に、「男性も女性と同じように働く選択肢」があるべきだと思っています。 初日にお話したように「女性が働き続ける五大障壁」体験者の私ですが、常に新しい「働き方」を模索した結果、今はとても幸せな人生を歩めていると思っています。それは、上から「こうあるべき」と言われるものではなく、働く私たちが自らの経験と思いから見つけていくものです。 さて、あなたは、どんな「働き方」を続けていきたいですか?ずっとアクセルを全開で走り続けたい人もいるでしょう。状況に応じてアクセルを調節したい人もいるでしょう。エンジンをちゃんと止めて、区切りをつけてから走り出したい人もいるでしょう。そのためには、どんな「働き方」ができるといいでしょうか。どんな「働き方」なら、働き続けることができるでしょうか。自由なご意見をお待ちしています。
イー・ウーマン
表参道カレッジ
eshop
©2014 ewoman, Inc.