働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3042 開催期間 2010年09月11日- 09月19日
仕事と家庭の両立で悩んでいる女性に、「私なんて、『女性が働き続ける五大障壁』の中、働いてきたのよ」というお話をすることがあります。私の言う五大障壁とは、「地方在住である」「子どもが多い」「自分の親が近くにいない」「夫が転勤族」そして、最後に「夫が協力しない」(笑)というオチ付きです。 私に限らず、女性が働き続けようとするには「壁」がいくつもあります。女性特有のものであってはいけないのですが、子どもを産むという生物学的なことも、今の日本の社会の体制も含めて、女性のほうが働き続けにくい状況であるのは事実だと思います。 また、日本の「働き方」を車のアクセルに例えてお話することもあります。日本の今の社会では、学校を卒業して最初にいい会社に就職し、ずっとアクセルを踏み込み、最高速で走り切ることができた人が、「キャリア」や「収入」を得る成功者とされてきました。 途中で、「結婚」「出産」「病気」「介護」など、外的要因でアクセルを緩めることになると、だんだんスピードが落ちてエンジンがストップしてしまう。その後、状況が変わり再度エンジンをかけようとしても、いったんストップしたエンジンはなかなかかからない。かかったとしても、以前のようなスピードで走ることができない。これが、今の日本の現状ではないでしょうか。 みなさんは、今、どんな「働き方」をしているでしょうか。めいっぱいアクセルを踏み込んでいるでしょうか。アクセルを調整しつつ、ゆっくり走っているでしょうか。それとも、一時的にエンジンを止めているでしょうか。 今の働き方を見つめ直しつつ、今後はどんな働き方をしたいか、それを実現するにはどうすればいいのか、私の経験も踏まえつつ、一緒に考えていけたらと思います。
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