働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3051 開催期間 2010年09月27日- 10月06日
今日から10月。たばこが値上げされました。 みんつさんの会社のヘビースモーカーさんは、禁煙を始めましたか? kimirieさんのスタッフの方は、病院(禁煙外来)に通う準備を始めましたか? 皆さんの周りで「10月1日からの禁煙」を宣言した方々にぜひ注目し、禁煙の応援をしていきましょう。 みんつさんが指摘しているように、値上げを理由に、強い意志だけで禁煙をすることはかなり難しいことだと思います。しかし、動機はどのようなものであっても、禁煙しようという気持ちが大切なことはもちろんです。Cocomoさんのご家族のように強い決意を持って一度で禁煙に成功した事例はとても素晴らしいことですが、なかなかそのように上手くはいかない方が大半です。禁煙外来などで禁煙のアドバイスやサポートを受けることでより成功率が高まりますので、ぜひご自分にあった禁煙方法を見つけてほしいと思います。 喫煙者を取り巻く環境は、値段の問題だけでなく、職場などでも徐々に厳しくなっています。「来年度からは就業時間中の喫煙禁止」となるのぶのぶこさんの会社では、禁煙治療に会社から補助金が出るなどの取り組みが社員の禁煙の動機となっているようです。会社がこうした禁煙に取り組む理由としては、事業者として、喫煙者だけでなく、非喫煙者である労働者の健康も守る責任があるからです。 先日9月28日に厚生労働省研究班が発表した調査によると、受動喫煙が原因である肺がんや心臓病で死亡する成人は国内で毎年6800人以上に上るとのこと。そのうち、女性が約4600人と被害が大きく、全体の半数以上の約3600人は職場での受動喫煙状況にある、という調査結果が報告されました。 今回の調査は、受動喫煙が原因である肺がんや虚血性心疾患の被害を調べたものですが、これまでにも各国で、喫煙が女性の身体の機能に及ぼす影響について多くの調査が行われています。喫煙は女性の内分泌環境に影響を与えるため、不妊・無月経・稀発月経(月経の頻度が少ない状態)との関連性や、閉経時期が早まる、骨粗鬆症の悪化に関与など、喫煙による女性ホルモンの抑制症状と捉えられる症状の報告がなされています。 また、婦人科診療の場においても、月経困難症や更年期障害などで何らかの治療を希望して受診されても、喫煙していることで、非常に有効な治療法(低用量経口避妊薬やホルモン補充療法など)が選択できないことが多々あります。喫煙が将来的に様々な病気のリスクを高めるだけでなく、治療の選択肢も狭めてしまうこともあることをぜひ知っておいてほしいと思います。 皆さんのご家庭や職場では、禁煙に向けてどのような取り組み、分煙対策などが行われていますか? また、禁煙中、禁煙に成功した方、禁煙の方法について教えてください。
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