働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3053 開催期間 2010年10月02日- 10月12日
みなさま、こんにちは。 働く親にとって、子どもを保育園に入れるかどうかは大きな問題ですよね。 都市部では保育園を作るそばから入園希望者が生まれるため、待機児童問題は依然として深刻です。 一方で、良いニュースも聞こえてきました。大手商社の丸紅が新設した「復職時保育サポート手当」です。月額10万円を超える保育サービス料を、最大20万円まで支給するというもの。保育園に入れなかった人が、ベビーシッターを利用して職場復帰することを想定しています。 9月27日付のプレスリリースがこちらにあるので、ご関心をお持ちの方はご覧ください。 http://www.marubeni.co.jp/dbps_data/_material_/maruco_jp/100927.pdf これを見て、「働く親の気持ちをよく分かってるな!」と思いました。というのも、ちょうど2年前、産休中に私が考えていたことにぴったり合ったからです。保育園は、妊娠中から夫と一緒に5カ所見学しました。役所には私だけでなく夫も足を運んで、定員の状況を何度も尋ねに行きました。 フルタイム共働きで、親も近くにいない。我が家の状況を話すと、数年前なら同じ条件の人が入園できたようですが、「最近は希望者が増えたので分かりません」と窓口の方は言います。さて、どうしたものか……。 同時期に同僚も産休・育休を取っていたこともあり、私は早めの復帰を望んでいました。「復帰時期に保育園に入れなかったら、ベビーシッターを頼んで乗り切ろう」。そんな風に夫と話をしていました。 もともと、産休中も単発の仕事が入った時はシッターさんを頼んでいたため、当てはありました。問題は費用です。標準的なベビーシッター料金は、1時間1500円。1日8時間、1カ月に20日頼むと、約25万円もかかります。 計算してみると、認可・認証保育園より月額10~20万円、出費がかさむことが分かりました。これを全額自分で払うのはきついと感じました。丸紅で産休・育休を取っている社員の中にも、同じような状況の人がいるでしょう。困っている社員の気持ちをよく汲んだ、これはずいぶん、思い切った制度だなと思いました。 早速知人に「こんな制度が出来たみたい」と伝えると、肯定的な反応が返ってきました。男性も女性も、働く親は好意的でした。 そこで、みなさんにうかがいます。月額20万の保育費を支給してくれたら、働きたいですか。会社員の方は勤務先から、個人事業主の方は政府から支給されたら……と仮定してお答えください。
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