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会議番号:3064 開催期間 2010年11月15日- 11月29日
「日本が世界に誇れるものはありますか?」との問いに、98%の方がYESとお答えになり、NOという方は2%。これは考えてみれば当然の結果と言えるかもしれません。 私が特に興味深いと思ったのは、dokinchnさんの二番煎じの技術やA6M2さんの真ん中のない「文化」というご意見でした。欧米の国々では、ともすれば「負の側面」や「欠点」にも扱われがちなことが、別の角度から見ると「日本ならではの文化的美点」とも言えるということで、なるほどと思いました。 しかしながら、「掴みどころのない、中心があるようでない」真ん中のない文化を、たとえば他国の人と共に仕事をするような場で、どこまでそれを理解して貰えるか? となると、やはり少しの疑問を感じてしまいます。 「曖昧にしていた方がよいこともある」、あるいは「柔軟性こそ日本人の個性」とするならば、それを理解してもらう必要がありますが、理解させるという点ではどうなのでしょう? 誇れるものは数々あっても、それをどれだけ世界にアピールし、また理解されているか?と考えると、そこは少し心もとないような気がします。 例えば私がハリウッドの映画スタッフたちと仕事をしていたとき、「謙虚さ」や、「和を尊ぶ」といった日本でなら美徳と思える「ファジーなものはファジーなままにしておく」という態度は、まったく通用しませんでした。 相手に自分の考えを理解して貰うためには、自分の意見は明確に伝えることが必要であり、NOなものは、はっきりと「NO!」と言い切ることができて、はじめて信頼を勝ち得る、ということがままありました。 Yummyfさんのご意見のような伝統・芸術・科学・医療技術や、レスペクトさんの改善力など、日本が誇りにすべきものは山ほどありますが、それをどれだけ積極的に世界にアピールできているでしょうか? そこで今後は、日本の個性、あるいは日本独特の文化をどのようにアピールできているか? また、アピールするのに何が必要か? ということに議論を発展させていきたいと思います。 どうぞ活発なご意見をお寄せください。
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