働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3064 開催期間 2010年11月15日- 11月29日
多くの方々が、日本にはたくさんの自慢できるものがあり、日本人ならではの魅力もあると思っていらっしゃることがよくわかりました。 「なぜアピールの必要が?」とのご意見もあるようですが、私は、国際社会の一員として、日本人として、断じて自国である日本の魅力を「アピールすべき」と思う者ですので、この先の議論が抽象論で終わることのないように、解りやすい具体例をあげてみましょう。 例えばアメリカ映画でよく見られる日本人と日本文化の描写に、「これは日本人ではない」「中国人と混同されている」と違和感を覚えたことがあるだろうと思います。日本というといまだに欧米人の頭に浮かぶのが「サムライ、ゲイシャ、フジヤマ」と聞くことにも、私は抵抗があります。 そうした旧来のイメージからなかなか抜け出すことができないのはなぜなのか? それは今の日本人が、私たちが、自分たちのことを充分に伝えきれていないから、とも言えるのだろうと思います。 違和感を覚えながらも、なんとなくやり過ごしてしまう。「ま、いいか」と、お茶を濁してしまったり、「自分の日々の生活には別に影響がないから」と、無駄な議論は持ち出そうとしない。そんなものは美点とは言えないと思います。 その意味でも、NOの投稿をくださったkemkemさんの「多様な考えとぶつかり、刺激を受け、日本に安住せず、世界に飛び込む勇気が必要」という意見や、せいらさんの「怖れずにじゃんじゃん説明し続け、少々なじられても怖れずに主張し続けませんか?」というご意見は貴重です。「尊敬」はそういう勇気があってこそ獲得できるものだと、私は思います。国の外交においても、他国から強く出られるとすぐに首を引っ込めてしまうような日本では、尊敬も信頼も得ることはできませんから。 この先は、ぜひ皆さんから日本の魅力をアピールするための具体的な方法について伺いたいと思います。 2日目の問いかけを、あえてもう一度してみます。日本の魅力をアピールするのに、何が必要ですか? どんな方法がありますか? 具体的な方法はすぐに見つからなくても、私たちの一人ひとりが「もっとアピールしよう」と強く思い合い、議論し合うことも大事ではないでしょうか?
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