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会議番号:3102 開催期間 2011年07月04日- 07月11日
今日も多くのご意見、ありがとうございました。テーマが「アジア人材」ということからか、毎日海外と海外居住経験者からの投稿も多く頂き、何度もうなずきながら拝読しました。 私が今回の著書、『アジアで稼ぐ「アジア人材」になれ!』を書いた大きな動機のひとつは、アジアで日本製品と日本人の存在感が大きく低下していることを目のあたりにしたからでした。高い質の人材と技術力を持ちながらも、日本がどんどん世界からパッシングされている事実を客観的に理解し、どのように自分をグローバル化していくかを考え自己変革していって欲しいと心から願っています。 marco302さんの言うように「アジア地域も日本経済・政治の停滞ぶりは知っている。日本は今や「アジアの中の一国」でしかない。それを自覚したうえで、「対等の立場に立てるスキル」が重要」。対等な立場に立つためには自己理解を深め、自分のぶれない軸をきちんと持つことが大切ですね。自分の優先順位、価値観、望むキャリアなどをきちんと理解すれば、umikkoさん「相手の背景まで含めてちゃんと受け入れられること」が容易になるのです。 第一日目でお伝えしたように、アジアは日本にいると想像が出来ないほど複雑で多様です。これまでも多くの投稿者が指摘したことは、日本とは異なる文化や生活習慣を理解することの重要性でしたが、それは欧米以上にアジアでは大きなチャレンジとなっています。ですからまずは現地独特の異文化を尊重して受け入れ、その上で自身の主張を伝えること。「自己理解」と「異文化対応力」がアジア人材には不可欠となります。 そして、makotanさんのように「専門分野+英語力を磨きたい」と言う意見も多数寄せられました。英語が少々下手でも、専門性が高いと尊敬されます。一方、英語が出来るだけだとあまり良い職業に就くことは出来ませんし、相手にもされません。高い能力や専門性のある人が英語力を高めることにより価値を提供することができるのです。 上海金魚さん「中国の若者はアジア人材になるため、アグレッシブに勉強している。日本人も負けていられない!」ので、ぜひ、がんばって人に誇れる専門性を高めていって下さい。 さて、今までをまとめた重要なスキルは: 1) 英語力2) コミュニケーション力3) 自己理解力4) 異文化対応力5) 専門性 もちろん他にもいろいろとありますが、上記がアジア人材に求められるベーシックスキルなので、まずはこれらのスキル向上を心がけてみてはいかがでしょう。 アジア人はハングリー精神が強く、常に上を目指しています。そのようなアグレッシブな人々と共に働き、健全な競争をしていくことにより自己成長していくのです。 何事にも強い好奇心を持ち、楽しみながら自分自身を磨きあげ、アジアで通用する人材になって下さいね。 この一週間、とても楽しく皆さんと議論させて頂いたことを心より感謝します。またお会いしましょう!
☆『アジアで稼ぐ「アジア人材」になれ!』を出版しました。
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