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会議番号:3102 開催期間 2011年07月04日- 07月11日
多くの皆さんの多様なご意見、ありがとうございました。 YES 31%、NO 69%で「アジア人材」として通用しないと思っていらっしゃる方が多い結果になりました。現在、アジアで働いている方やアジアでの調査に参加した経験がある方などからの投稿もあり、リアリティーを感じます。 私は企業で多様な人材活用の推進をサポートするダイバーシティの専門家なので、常に人々のダイバーシティ(多様性)は意識しています。そした、ダイバーシティ発祥の地であり、移民の国アメリカの多様性は本当に豊かだと感じます。 でも、多様性においてアジアはアメリカを超えるほどより豊かで複雑。そしてその分、とっても興味深い! 少し例を挙げると、シンガポールとマレーシアでは3つの主要民族が共存していて、民族ごとに宗教や生活習慣などが違いますし、他民族・多言語に適切に対応するため、国の公用語を複数の言語に指定しています。また、インドネシアには数百の民族が1万数千の島に住み、各々の島により文化や宗教が異なります。 他にもいろいろとありますが、一国の中でも、多様な民族、宗教や言語が共存する場合が多く、さらに個々人の背景、性格、価値観なども異なることが、アジアの多様性を複雑にさせている要因となっています。 実際にアジアで働いていた経験のある方々の意見は非常に参考になりますね。 上海で日経企業に勤務していた上海金魚さん「アジア人材に不可欠なものは語学スキルだけでなく、日本本社の主張、事情を十分に理解し、現地従業員との共通言語で忍耐強く交渉できる柔軟性。」 現在、東南アジアで働いているmarco302さん「言葉だけでなく、それぞれの国の特徴を理解し、同化し、協働していくことができるか。そして、「日本」を押し付けることなく、「日本」の良いところを伝えていけるか。」アジア調査に係わったことのあるumikkoさん、「大事なのは言葉や知識ではなく、相手のことを分かろうとする心。」 私も全く同感で、「語学力」だけでは「アジア人材」として通用しません。 ただ、一方で「アジア人材」として通用しないという意見では、レッズさん「私の英語力は不安」、メヌエットさん「英語力の決定的な不足から、私はアジア人材として無理」、「英語に対する恐怖感が取れない」など。ほとんどは「英語力」に自信がないことが最大課題になっていることが明確に現れました。 アジアだと、例えば英語よりも中国語を理解した方がベターだと思うかも知れませんが、残念ながらアジアでビジネスをしようと思うと英語は必要最低条件です。そこで次回はアジアでも避けられない「英語」について考えていきたいと思います。 それではお聞かせ下さい、皆さんはアジアで仕事をするための英語力があると思いますか?なぜ、そう思われますか? 多くの皆さんの多様なご意見、お待ちしています!
☆『アジアで稼ぐ「アジア人材」になれ!』を出版しました。
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