働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3103 開催期間 2011年07月04日- 07月11日
まずは、たくさんの投票・ご意見ありがとうございました。 内容を拝見したところ、 ・教育の質的向上 ・よりオープンで透明性のある報道 ・経済活性化 の必要性を訴えるご意見が大半でした。 長い目で見ると、これら3つの課題は1つ目の「教育の質的向上」によって解決できるのではないかと思います。 「日本の未来について話そう」にご寄稿いただいた著者の方々の多くが指摘しているように、日本はリーダーの不在に苦しんでいます。リーダーは生まれつきではなく、創られるものです。リーダーを創るためには、価値観や生き方の多様性に触れ、生き方は一つではないことを学べ、挑戦し、成功する人が報いられ、失敗に寛容な教育制度が必要です。 リーダーが増えれば、ビジネス・政治・経済など様々な分野の問題が解決に向かい、より明るい展望を見出せるのではないでしょうか。 今ここで深く掘り下げて論じることは避けたいのですが、私個人、そして今回の本の寄稿者を含むその他の方々が考える「教育に必要な要素」について簡単にお話ししたいと思います。 一つ目は、「個人主義」です。 子ども一人一人の創造力を養い、自分自身の考えや意見を述べることを促すような環境作りが大切だと思います。ただし、個人主義といっても、仲間や教師に対して反抗的な態度を取ったり、自分勝手に振る舞うことを許容することではなく、組織の利益のために個人の考えが否定されることがない環境を意味します。 二つ目は、「英語学習」です。国際共通語として英語の重要性はますます高まりつつあります。しかし、世界の英語力ランキングを見ると、日本の順位は低く、中国や韓国を下回っています。その理由の一つとしては英語を使いこなす力が不足していることが挙げられるかと思います。有効な対策としては、高校の卒業要件に一年間の海外留学を加えることなどが考えられるでしょう。これによって経済的負担は大きくなりますが、日本の未来に投資すると考えれば、有意義なお金の使い道といえるのではないでしょうか。 三つ目は、「男女の固定的な役割分担意識の改革」です。教育機関は、職場・家庭における男女共同参画の意識作りと教育を推進する必要があります。たとえば、今回の本にご寄稿いただいた日本人女性の方々の中には、キャリアアップなどの大きな夢を抱いて進学しても、卒業する頃には専業主婦になることが最良かつ最も現実的な道である、という現実を思い知らされたという経験を語っていらっしゃる方も居ます。 一方、男性に対しては、サラリーマンになることを前提とした教育が行われているように思われます。どちらも否定するわけではありませんが、全員が全員同じ道を選ぶということは問題があるのではないかと思います。 そこで、皆さんに質問です。日本が直面している様々な問題の根源は教育にあると思いますか。その場合、どこをどのように改善すれば良いと思いますか。
☆「日本の未来について話そう」を出版しました。
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