イー・ウーマン（ewoman）

苦手な人こそ大切（tulip・39）

苦手な人も自分と同じ様に価値のある人であり、私の機嫌を取るためにその人が存在するのではないと自分に言い聞かせます。辛い経験をたくさんして気がついたのは、苦手な人こそ私が必要とする人ということです。もしかしたら自分の嫌なところをその人の中に見ているのかもしれません。自分の弱いところを教えてくれる人かもしれません。辛い時こそ、その人に幸せがあるように祈ります。とても効果があります。

苦手な人がいない（marco302・海外・その他・40）

30代後半から、自分に無理してまでも人間関係を良くしようと努力することをやめました。「言いたいことは言う」、「本音で話す」という人間関係を始めて約3年。苦手な人とは付き合わなければよいとも開き直りました。でも、それがよかったのか、最近は苦手な人がいなくなりました。人間関係というのは、無理しても良い関係は築けず、裏表なく、本音で付き合うことができれば、自然発生的にお互いに信頼しあえるものなのだと最近気づきました。

紆余曲折を経て（真打ち・栃木県・42）

私には、特異な性格の親との長い確執があった。若い時は負の財産でしかなかったが、現在では様々な人と上手く付き合う術を生活の中で養えたと、真逆の認識を持つ。苦手だなと思う人とも適度な距離を維持し、自分の領域を侵さず付き合える。私は、良い人間関係が築けていると思う。

マインドマップにしてみました。（KW・兵庫県・39）

さっそく自分の周りの人間関係をマインドマップにしてみました。普段定期的に接している人数が、思ったより少なくて驚きました。自分としては特にぶつかることもなく、いい人間関係が築けていると思います。相手のほうがどう思っているのか考えると疑問ではありますが。適度な距離を保つことで今のところは充実した人間関係を保てている気がします。これからはさらに幅広く知り合いを増やしていきたいです。

苦手な人の種類による（yonesuke・愛知県・34）

苦手な人に何種類かあります。人の悪口ばかり言う人、思慮の足りない人。こういう人はサービス業モードでやんわり当たり障りなくお付き合いします。向こうがネガティブな言葉を投げかけてきても、大喜利のつもりでポジティブに返したり（笑）。もう一つ、自分にない物を持っていて、自分が妬ましく思ってしまう人。素直に「素敵！」と思える人もいれば、そう思えない相手もいる。そういう人は……どう付き合えばいいか、正直わかりません。できるだけ接触しないようにしていますが……。

避けて通ってもよい（ポーチュラカ・福島県・43）

苦手な人に対し、若い頃は無理によいところを見ようとか、自分からうまく関係を作ろうとしてきましたが、結局はほどほどに距離をおくのが一番良いような気がしています。人間、すべての人とうまくやっていこうとすること自体、不自然だということだと思います。

プラス面さがし（kitazakura・北海道・47）

苦手な人はどこにでもいます。しかし、どうしても関わらなければならない職場の人の場合は、その人の「良いところ」探しをして、できるだけたくさん見つけるように心がけています。相手のプラス評価が積み重なると、自分の中でその人との関わりに気持ちが少しずつ楽になると感じます。

人間関係はとても苦手です。（ｔａｍａｍａｙａ・神奈川県・42）

この年代になっても人間関係は苦手です。ただ、最近は良い意味で「周囲に好かれよう」という欲がなくなり、押し付けることなく自分の意見を言ったり、何か言われてもパニックにならずに冷静に受け止められるようになりました。ですので、あまり人の視線を気にしすぎず、肩肘張らないようにするのが、周囲と良い関係を築く第一歩だと思います。生まれた心の余裕から、周りへの思いやりも生まれてくるし、仕事でも割り切ってコミュニケーションができるので格段に効率が上がります。

大人になって難しく……（meg助・栃木県・39）

私も対人が苦手な事を克服しようと思っていたところに、子ども時分からの知人に「違ってた。何処へでも（人の輪に）入っていってた」といわれた口です。むしろ歳を重ねて人間関係を築きにくくなっているように感じているのでNOにしました。広く浅くは築けてもなかなか深くならないのは、自分が壁を作っているようです。自分の壁、薄く低かったはずなのになぁ。

熊野にいます。毎年恒例、今年で8年目の舞台「天女神楽」の構成演出の仕事。
一番大事なことはグループが「いい状態」にあること。チーム全員が気持ちを一つにできるように、と思っています。
もちろんプロからアマチュアまで老若男女20名が各地から結集するのですから、もういろんなグループプロセスが起こります。
 
tulipさん、僕も苦手な人から学ぶことがたくさんあります。そして「受け入れる」ことの意味を考える日々です。真打ちさん、人間関係というよりも人格形成で「親」の影響ははかりしれないものがありますよね。
yonesukeさん「大喜利と思って返す」、いいですね！　ポーチュラカさんの言うとおり、人間関係で無理は禁物。だからkitazakuraさんの「仕事場で」というのはつらい。そしてそれほど「悪い人」はいない。Meg助さん、何があなたを変えてきたのでしょうか？　ｔａｍａｍａｙａさんは「苦手」と思ってるかもしれませんが、適切な距離感を持てるってなかなかできないことです。ですよね、真打ちさん？
 
KWさん、マインドマップ、いいですよね。時には目にして確かめることも大切。天女神楽団でもよくマッピング（人間で地図をつくる）をやります。自分たちの「今」をお互いにみつめあうのに有効な手段です。
marco302さん、まず自分のスタンスがきちんとしていないと柔軟にもなれないですよね。
 
「受け入れる」は全面的に受容すること、その相手にすべて会わせることではなく、きちんと向かい合うことだと思っています。最初とっつきにくくても見つめるうちにその人を「受け入れる」ポイントと出会えるはず。そして、繰り返しになりますが無理は禁物。だって100点満点はあり得ないのですから。
そして今の状態に満足していてもお互いが人間である以上、関係は常に変化し続けています。あなたは、この次に「どこ」に行きたいですか？　周りの人と、どんな関係を築いていきたいと思いますか？

• 2011.10.21
• 丹下　一 俳優・演出家　コミュニケーショントレーナー Tama+ project代表