働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3140 開催期間 2012年01月09日- 01月16日
本日もたくさんの投稿をいただきありがとうございました。 今回は「働くカップルが望む数の子どもを持つために必要なもの」について、様々な角度からご意見をいただきました。 いちばん多く上がったのは、保育園に関する要望でした(かんぱちさん、sasayuriさんなど)。望む人全てが入れるくらい、保育園を拡充してほしいという声に加えて「例えば老人施設のような公共の場で子育てまでのサービスを拡充してみてはどうか」(ルウさん)というご提案もありました。実際、私は老人ホームと保育園を同じ建物内につくる例を見たことがあり、こうした取り組みがもっと広がるといいと思います。 仕事面での改善は、おれんじ78さんが言うように、働いた時間の長さではなく、生産性や密度を評価するように、人事制度が変わっていく必要もあるでしょう。 また、langlangさんの言うように、パートナーと家事育児を分担でき、職場も働く母親に理解があれば、経済的な支援を大幅に拡充しなくても、仕事と育児の両立は容易になりそうです。 以上は「子どもは2人以上がいい?」という質問に「イエス」と答えた方のご意見でした。「ノー」と答えた方からは、本質的な課題の指摘がありました。 「親の年齢を考えると不安」(ふみこんさん)というご意見、私も同じことを考えています。ちょうど仕事で、3人のお子さんを持つ女性とお話をしました。うらやましいなと思う一方で、自分の年齢や体力、経済力を考えると難しい感じがしているためです。 「悩みつつNO」(jerseyさん)という声もありました。夫婦で仕事と子どもに十分な時間とお金をかけるために、現状がベストという判断です。こちらのご意見にもうなずかされました。 家族以外の人間関係に目を向ける、という視点もありました。「夫に妹がいますが(中略)疎遠な関係。それを間近に見てきたので、兄弟がすべてではないと思っています」(taekoさん)。確かに、保育園や地域などで密な人間関係を築くことができれば、必ずしも、きょうだいがいなくても、豊かな人生を送れそうです。 次に、ご提案いただいた施策を実現するために、どうしたらいいと思うか、お聞きしたいと思います。例えば保育園を拡充するためには、予算を増やすか自己負担額を上げる必要があります。仮に予算を増やす場合は、別の予算を削る必要があるでしょう。何をどう削って保育園に振り向ければ良いでしょうか。 また、仕事の生産性を評価する仕組みは、一部の企業で取り入れられていますが、大多数の日本企業ではまだ、働いた長さで成果や評価が決まっています。どうしたら、この風土が変わるでしょうか。 また、こはくさんが養子や里子を検討されたように、働くカップルが様々な形で子どもを持つことができるようになったらいいと思いますが、どうしたら、こうした点が改善されるでしょうか。 今日も幅広い視点からのご意見をお待ちしています。
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