働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3151 開催期間 2012年03月05日- 03月12日
東日本大震災の発生から1年を迎えようとしています。そのなかで、被災地での復興をはかる今の課題と、次の巨大災害に備える明日の課題を、同時に進めていくことが求められています。被災者とともに被災地の復興をいかにはかるかについてじっくり議論したいところですが、今回はあえて明日の課題について皆さんのご意見をお聞きすることにします。 東日本大震災では、「想定外の出来事」が無数に発生しました。その一つとして、予想以上に長期にわたって、被災者が無援の状態に放置されたということがあります。いくら長くても3日経てば救援の手が差し伸べられるといわれていたはずが、1週間近くも人も物も届かないという状態が各所で起きてしまいました。被災範囲があまりにも広域だったことに加えて、補給路を構成するライフラインが壊滅してしまったためです。全電源喪失どころか全ガソリン喪失もあって、いつまでも支援の手が届きませんでした。 食べ物や飲み水はもとより、薬や防寒具が届かない。そうした物の欠落以上に、寄り添う人が来てくれないという人の欠落は、被災者から体力も気力も奪い、被災者を生存の危機に直面させました。 ところで、この残酷な事態は他人ごとではないのです。首都直下地震や南海トラフ地震などが発生すると、より広範囲にこうした孤立無援の状態が起きるものと考えられます。そこで、皆さんにお尋ねしようと思います。1週間、一切の支援が受けられない状態になったとき、あなたは生活することができますか。
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