働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3151 開催期間 2012年03月05日- 03月12日
「不意の地震に、不断の用意」という言葉があります。「備えあれば憂えなし」という言葉もあります。いずれにしても、いつ何が起きても大丈夫なように、いざという時の準備をしておかなければならない、ということです。といっても、何をどのように準備すればよいのか、わからない人がおられます。備えが十分でないと答えた方が多いのも、どうすればよいかがわからないからだと思います。 さて、どう備えるかを考えるには、その時何が起きるかを考える「我が家の被害想定」が欠かせません。「悲観的に想定し、楽観的に準備する」という言葉がありますが、火災で焼け出されてしまう、家族が離ればなれになってしまう、といった最悪の事態を考えてみることです。その次に、そうなったときに何が必要かを考えてみるのです。食べることが必要だけれども排泄も必要だとか、心を明るくするためにお化粧も欠かせないとか、大切なペットの食料を忘れていけないとか、携帯が充電切れで使えないと困るとか……。 この最悪の事態を考えるときに、停電や断水が起きる、ガスや電話が止まる、ガソリンもなくなるという、ライフラインの停止を覚悟しておかなければなりません。物の準備だけでなくエネルギーの準備も欠かせないのです。手動の充電器を備えておく、カセットガスボンベを用意しておく、天水桶で雨水をためておくといったことも、備蓄の延長線上で考えておかなければなりません。 さて、何を備えるかを考えることも必要ですが、いかに備えるかを考えることも大切です。今回の震災では、せっかく備蓄していたのに津波ですべて流されてしまいました。物資を分散して備蓄しているという意見がありましたが、とても大切なことです。津波に備えるということでは、我が家の中だけでなく、高台に倉庫を借りて備蓄しておく、高層マンションの知人に預けておく、といった対応も必要でしょう。自動車を電源や情報源として活用をするという考え方も、参考になります。 さて、次回はクライシスマネージメントというか、備蓄もなく支援もない窮地に追い込まれたらどうするかを考えます。少なくとも1週間、生き延びるためのサバイバルの知恵をお知らせください。NOという方も、ぜひ考えてアイデアをお寄せください。▼室崎議長の過去の会議もご覧ください▼・災害時の連絡体制、整えましたか?・避難所のあり方、提案ありますか?▼震災時に。笛ネックレス▼3月限定発売のお知らせ▼その他、震災に関連する過去の会議など▼・緊急地震速報、パニックや二次被害が心配?・「高層難民」って知っていますか?・あなたの家、ラジオが聴けますか?・防災グッズ、準備できていますか?・子どもの健康。震災の影響、気になりますか?・震災復興、進んでいると思いますか?・使い方を考えて、寄付先を選んでいますか?・ウィンウィン対談:渡辺実さん「とんでもない地震がもうじき起きるんです」
イー・ウーマン
表参道カレッジ
eshop
©2014 ewoman, Inc.