働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3159 開催期間 2012年04月09日- 04月16日
いろいろ課題がありますね。僕が皆さんに「心に響くような政策課題」と申し上げたのは、実は私たちが何を望むのかがいちばん重要だと考えているからです。ごく小さな住民のコミュニティひとつとってみても、そこでの課題というのは人によってさまざまな違いがあります。みんなの要求を満たすわけにはいかないので、どのように優先順位をつけるのかが問われます。 それこそ「政治」なのだと思います。よく「草の根民主主義」と言いますが、それが日本の社会に根付いているかというと、僕にはそうは思えません。国政選挙よりも地方選挙のほうが投票率が低いというところにそれが表れているのではないでしょうか。そして実際には、地方政治はほとんど中央を向いていて、具体的な課題解決ができないという認識もあるのでしょう。 だから私たちは、まずどのような社会を望むのかということを考えることが必要だと思っています(その意味では、僕の住む横浜市のように人口が大きすぎる基礎自治体では住民の自治というのは難しいとも思います)。 私たちが地元選出の国会議員に、そして地方議員に何を望むのかというとき、「暮らしやすい社会にしてください」というのではいけない(つまり有権者として責任回避になる)と思います。税金の使い道、税金の集め方、そして首長の選び方、それを私たちは選ばなければなりません。もちろん社会保障も同じです。人口が減る社会では、こうした対策がより難しくなります。それでも私たち自身が選ばなければならないと思っています。 一週間、ありがとうございました。
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