働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3162 開催期間 2012年04月23日- 04月30日
就職難を解決する制度・仕組みについて、様々なご意見を頂戴いたしました。 まずは、ゆきななさんから”働くということへの喜びやお金を稼ぐということの意味”を、ポーチュラカさんからは”子どもの頃から仕事へのあこがれを持たせ、若いうちに進路を自分で選択するチャンス”をといった教育制度の中での工夫のご提案をいただきました。 世の中の仕組みや雇用を学校で学ばせていく、杉並区立和田中学校の元校長である藤原和博さんが行った「よのなか科」はまさにそういった取り組みのさきがけであったように思います。WhiteSueさんがおっしゃるように、こうしたことを教える場が、教育だけでなく、家庭や地域でも求められていると考えます。 また、パフィンドーナッツさんがご意見をくださった、”フルタイム・パートタイム共に同じ賃金・社会保障を提供できるシステム”は、今まさに「社会保障と税の一体改革」の中に一部盛り込もうとしている内容です。非正規雇用の方たちの、年金や医療・介護保険の適用を拡大し、個人に大きな負担がなく社会保険に参加できるようにしようとしています。 同一労働同一賃金については、私も政策の一つとして掲げています。そもそも正規雇用と非正規雇用で同じ仕事をしていても、格差があるという問題がありますし、出産・育児・介護などの理由により、休職・あるいは退職して復職すると、単価も下がり、働く時間数も減って、ダブルで収入が減るという現状が見られます。 同一労働同一賃金を実現するには、まずジョブ、仕事の定義づけをせねばならず、コンセンサスを得るのにかなりの時間と労力を要することになりますが、じっくり取り組んでいく課題の一つです。 noriariさんがおっしゃっている根本的な”会社にほぼすべての責任を負わせる今の法規制のあり方を変える必要がある”というご指摘は、採用や企業の側から多く聞くご意見です。労働者の権利・保護について、今の雇用形態に照らしあわせてどうなのか考えてみる必要がありそうです。 さて、今回のテーマ、実は社会制度をどこまでが個人の責任で、そしてどこまでを社会の責任とするのかという重いテーマでした。自助・共助・公助といった概念があります。自助は自分で自分のことは賄うということですが、こればかりになってしまうと、やはり競争が生まれ、勝ち組、負け組、格差の問題が生じます。また公助ということで、すべてのことを自治体や国が賄うということになれば、大きな政府となり、大規模なコストがかかります。 共助、ともに助け合う、家庭や地域や、自治体、民間企業、NPOなどがお互いに助け合う、こういった仕組みをどう作っていったらいいのか。自助・共助・公助をバランスよく組み入れていくことが、今の社会保障制度の大きな課題なのです。 その中で、若者の就職支援もどう取り組んでいくのか、皆様のご意見をいただき、非常に示唆に満ちた今回の会議でした。一週間どうもありがとうございました。
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