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会議番号:3166 開催期間 2012年05月21日- 05月28日
ケガをしない身体づくりという議題のもと、円卓会議を行ってきましたが、早いもので今回が最終回となってしまいました。 ケガをしないこと=予防<prevention>がともかく重要なのですが、もし、ケガをしてしまったら、ゆきななさんの“まずは病院へ”というのがベストアンサーだと思います。素人判断は危険ですからね。しかし、病院へ駆け込めない状況も多々あります。そんなときは、真打ちさんやladyさんのおっしゃるとおり、“早目のケア”=応急処置<first aid>などの対処法を実行しなくてはなりません。 今会議最後のワンポイント・うんちくです。 Kitazakuraさんの投稿にもありましたが、ケガに対する応急処置は一般的にRICEを用います。突発的な外傷では炎症反応(痛みや腫れなど)が出ます。それを最低限に抑えることがRICE処置の役割です。R=Rest 安静にする(動き回らないことで患部への血流を減らす)I=Ice 冷やす(20分程度冷やしたら、40分程度間隔をあけ、再度、冷やすを繰り返す)C=Compression 圧迫する(弾性包帯などで氷嚢を巻きつつ、ケガの部位に圧をかける)E=Elevation 挙上する(ケガした部位を心臓より高く挙げる) 炎症反応はケガの程度にもよりますが、24~72時間で治まるとされているため、1~3日間はRICE処置を継続すると良いでしょう。しかし、慢性的な痛みは、血行不良によることが多いため、unagiさんのおっしゃるように温めることで血行を良くする事が大切です。 当然のことながら、ケガをすると誰でもへこみますよね。Greececatさんのおっしゃるとおり“体がスムースでないということは精神的にもスムースでない”。だからこそ、ケガをしないような対処策を行うわけですが、それでもケガをしてしまった場合、“ケガの功名”ということばを思い出していただければと思います。私はスポーツ選手がケガをした際、身体の使い方の確認をするグッド・タイミングであり、さらに体力やスキルをレベルアップできるグッド・チャンスだとアドバイスします。ケガをしないとわからないことや変えられないことが実際、たくさんあります。 tetsu-twinkleさんやraikahooさんのように、気づきのチャンスとしてケガや痛みを受け入れることは、どんなときでも、どんな状況でも大切です。Zonnetjeさんのおっしゃるような見えないケガや、いぬいるかさんのように本人が気づかぬうちに起こっているケガでも、自分の不調に気づき、その原因を突き止め、改善する努力をし、二度と同じケガをしないという警戒心が身に付きます。これらすべてが“ケガの功名”というわけですね。 さらに、ケガの予防策として、ラジオ体操のような新たなエクササイズを導入したり、姿勢良く歩く意識をすることで、生活態度を一変するきっかけにもなったりするんですよね。 “転んでもただでは起き上がらない!”ケガをして落ち込むのではなく、ケガをポジティブ材料にすることを心がけたいものです。 皆さん、1週間、<円卓会議:ケガをしない身体づくり>にご投稿・ご参加くださり、ありがとうございました。 7月下旬より始まるロンドン・オリンピックで選手たちがベストパフォーマンスで戦えるよう、私も縁の下の力持ちとして頑張りますので、皆さんも、選手たちの応援、よろしくお願いいたします。
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