イー・ウーマン（ewoman）

あと2ヶ月で、4年に1度のスポーツ祭典“オリンピック”が始まります。
2004年アテネ、2008年北京、そして2012年ロンドンと3回連続でオリンピックのお手伝いをすることになりました、アスレティックトレーナーの杉山ちなみです。円卓会議の議長は久しぶりなので、少々緊張気味ですが、皆さんとの意見交換を今回も楽しみにしております。
 
さて、今回、私はカヌースプリントチームの帯同トレーナーとしてオリンピックに参加するのですが、皆さんはカヌーという競技をご存知ですか？　オリンピックをさらに興味深く観ていただくために、ワンポイント・うんちくです。
 
カヌーには激流下りのようなスラロームと、陸上競技の100m走のように1列に並んで用意、ドン！でスピードを競うスプリントの2競技があり、それぞれに片パドルで漕ぐカナディアン・カヌーと両パドルで漕ぐカヤックの2種類があります。バレーボールや器械体操のようにメジャーなスポーツではないので、マスコミにもあまり取り上げられませんが、メダル候補の選手もいるんですよ。ちなみに、ボート競技とも混同しがちですが、ボートは後ろ向きに漕ぎますが、カヌーは“前向き”です。
 
オリンピックとカヌーの宣伝からのスタートになってしまいましたが、私はそのほかにもバスケットボールやビーチバレーなど様々なスポーツ選手たちの健康管理を行うことを仕事とし、特にケガの予防に力を入れています。しかし、スポーツとケガは、残念ながら切っても切れない関係で、ケガに悩まされている選手も少なくありません。
 
ケガは、スポーツをしていなくても起こります。転んだり、机の角に脚をぶつけたり、ドアに指を挟んだり……。日常生活の中でも、結構、ケガをすることがありますよね。
皆さんは“ケガをしない身体づくり”を心がけていますか？　心がけていらっしゃる方はどんなことを注意されているのでしょう？　心がけていらっしゃらない方は、最近、どんなケガをされてしまったのでしょう？
皆さんからのご回答をお待ちしております。

• 2012.05.21
• 杉山ちなみ アスレティックトレーナー、株式会社リボンプロジェクト代表取締役、NPO法人熱海人（あたみんちゅ）倶楽部代表理事