イー・ウーマン（ewoman）

08年のリーマン・ショック後、一時的にも680ドル台まで値下がりしたNY金価格（1トロイオンス当たり／ドル建て）は、その後急速に値を戻し、09年秋にはリーマン・ショック前に記録した史上最高値＝1033ドルを更新。昨年（11年）9月には、一時的にも1900ドル台に乗せるという急激な値上がりを見せることとなりました。
 
一方、東京金価格（1グラム当たり／円建て）は、円高の影響を受けてNY金価格ほどの値上がりとはなっていないものの、リーマン・ショック後につけた2100円台の安値から順調に値上がりし、昨年（11年）9月には4700円台の高値を垣間見るに至っています。
 
こうした値動きを背景に、近年は世界各国で金（ゴールド）の需要が高まっており、11年を通じて欧州の317トン、インドの288トン、中国の250トンなどを中心に膨大な金地金の購入が確認されました。にもかかわらず、世界の中で日本だけが47トン超のマイナス（11年）。その年の夏、貴金属買い取り店に6～7時間待ちの行列ができたことは記憶に新しいところです。
 
さて、皆様はいかがでしょう。
いま、皆様は金（ゴールド）を持っていますか。場合によっては、昨年あたりのブーム（？）に乗って、手持ちしていたものを一旦手放したという方もおられるかもしれませんね。
「今後、金（ゴールド）の価格はどうなるのか」という予想・見立てもあわせて、皆様の近況を教えていただきたいと思います。どうぞ、よろしくお願い致します。
 
 
★2009年10月、田嶋議長が同じテーマで会議をしています。ぜひご覧ください。
「金（ゴールド）、持っていますか？」

• 2012.05.21
• 田嶋智太郎 経済アナリスト、日経CNBCコメンテーター