働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3167 開催期間 2012年05月21日- 05月28日
皆様、この度は本当にたくさんの投票&投稿をいただきまして誠にありがとうございました。金ETFに対するご興味の有無、お問い合わせなどもいただきましたね。 少々補足しておきますと、例示した「純金上場信託(現物国内保管型)」とは、三菱UFJ信託銀行が金の現物を信託財産として国内に保管し、東京証券取引所に受益権を上場するという新しいコンセプトの商品です。少し気の遠い話になるかもしれませんが、徐々に買い貯めていった結果、持分が1キログラム以上になれば金現物と交換することもできます。ちなみに、この金ETFに関わるすべての金融機関が万一、経営破たん状態になったとしても、投資家の持分に関わるデータ(存在自体)が消滅してしまうようなことは決してありません。 それにしても、この円卓会議の一週間は本当にあっという間ですね。議長は本来、金(ゴールド)の存在というものを通じて、将来的なインフレや円安の可能性などについて話題を広げたいと考えていましたが、さすがにそれは時間的にも物理的にも無理がありました。 金(ゴールド)は、言わば国際商品の代表格であり、将来的に大豆や小麦、トウモロコシなどの穀物価格、あるいは原油や天然ガスなどのエネルギー価格、加えて多様な貴金属全般の価格など、総じて国際商品全体の価格が上昇傾向を辿るとすれば、そうした動きを象徴するように金(ゴールド)価格も上昇するものと考えることができます。同時に、金価格というのは基本的に「ドル建て」であり、将来的に円安・ドル高傾向が強まった場合には、当然のことながら「円建て」の金価格も上昇することとなります。 仮に今後、世界的なインフレの台頭と相当程度の円安が同時進行した場合、日本は輸入価格の上昇と、それに伴う様々な身の回り品の値上がりに見舞われる可能性があります。もし、そうした「リスク」があるとするならば、何らかの対応手段はないものか、検討ぐらいはしておいてもいいのではないかと思うのです。必ずしも金(ゴールド)の保有が有効とは限らないのかもしれませんが、その選択肢の一つには入れてもいいのではないかと思うのです。 もちろん、それ以前にインフレ台頭や円安の進行について、その可能性の有無を議論しなければなりませんね。また、あらためてそうした機会に巡り合うことができれば幸いです。 皆様、このたびは一週間お付き合いいただきまして誠にありがとうございました。
イー・ウーマン
表参道カレッジ
eshop
©2014 ewoman, Inc.