働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3183 開催期間 2012年08月03日- 09月25日
1週間、本当にたくさんの投稿、ありがとうございました。61%の人が「管理職になりたい」と回答。個人的には、私はとても嬉しいです。 多くの企業から「女性管理職の育成研修・講演」について問い合わせをいただくことが続いていますが、人事部や幹部は「女性を引き上げたい。でも、女性の意思が不明確」と相談してきます。でも、この数字を見れば、そうでないことがわかります。 男性だって、毎日の仕事や、人間関係や、何年にもわたる多様な研修を経て、管理職のスキルとマインドを身につけるのに、女性だけは、1回で、半年で、と短期間特別コースで管理職が育つと考えてしまうことがそもそも問題なのでしょう。 管理職とは、単にチームを管理するだけの人ではありません。また、管理というと、正しい引き締め、みたいなニュアンスですが、そうではありません。banana5さんやyakuyaさんがおっしゃるように、チームを動かす人。 今日のオリンピックの「なでしこジャパン」に例えれば、佐々木監督のような立場でしょうか。全体をみたり、将来をみたりなど、少し高い場所から眺めることで、全体最適を知り、そこに向かってスタッフを育て、動かす人だとおもいます。 でもそれだけでもありません。現場から離れるという表現を使う人もいますが、私の考えでは、現場の大きさや広さ、位置が変わるということだろうと思います。 任された仕事を全うするというプレイヤーと、自分から仕事をつくる管理職。仕組みを作り、舞台を広げ、ゲームのルールまでも決めることができるのが管理職のダイナミックな面白さだと思っています。スカイツリーではありませんが、地上にいる人と、タワーの上の人とでは見える範囲が違う。だからプライオリティも発想も、行動も変化してくるのです。 自分だけの仕事を考えていると、「今のままでいい」という発想もありますが、やっぱり、こんなにいい仕事をし、これだけ志高く毎日挑戦しているのに、どうして女性リーダーの増加がゆっくりなのか。 そんなことを考えると、もっともっと決定権者=管理職に、どんどん女性が増え、彼女たちが新しい空気を作り、ルールを作り、価値観を提案し、職場や仕事の質が高まっていくといいな、と思います。自分でゲームを作り、ルールをつくる。こんな楽しいことはありません。私は個人的には、女性たちはどんどん管理職に、決定権者になっていってほしいと思っています。 いつも講演でもいいますが、大切なのは、本人がハッピーであること。そしてそのハッピーを原点に、毎日貢献する自分でいることです。多くの人が自分の最高で、チームの総合得点を高めるために、日々、いい仕事をしてくれることを期待しています。 1週間有難うございました。 今夜は広島でピア交流会。みんなで、この続き、話し合ってみようかな。佐々木かをりが議長をつとめた過去の円卓会議より】◆I statement で発言していますか?◆自分に挑戦していますか?◆「ダイバーシティ」、理解していますか?◆「伝える技術」、高めていますか?
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