働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3186 開催期間 2012年08月24日- 08月31日
今回もたくさんの貴重な体験をお聴かせいただきました。 みなさんご自身の、そしてお子さんとの心の触れ合いや時間の重みを感じ、胸があたたかくなりました。そして一冊10分ほどの“読み聞かせ”が与える、喜びや味わいを一層深く感じました。 「わたしや夫の膝に座って絵本を見たがるので、一緒に遊ぶこと自体が楽しいのだと思う」という、月のしずくさん。お子さんにとって、パパとママの体温や声の響きを体感しながら共有するひとときは至福のとき。愛情を感じ、安心し、ことばの面白さに気づいてゆかれるのでしょうね。 m yukieさんの「夫と交替で読み聞かせていたので、思春期になっても父との関係が疎遠にならなかったのは大きな効果でした」は私にも朗報でした。仕事柄、パパは不在がちな我が家です。主人は「僕は下手なんだけどなあ」と言いながら、せがむ娘に何度か読み聞かせていましたが、このことばを伝えようと思います。 ある専門家の体験でも、読み聞かせによって親子の気持ちが自然に寄り添い、父としての気持ちを十分に満足させられた、といいます。絵本は、子どもだけでなく、親も充実感を味わえる、価値あるツールでもあるのかもしれないと感じました。 また、さざえママさんの「ソラでも聞かせられる話を一つでも持っていることが自信につながり、育児が楽しくなっていった」と、いうご自身への効果も興味深く拝読しました。さざえママさんは、何度も繰り返しそのお話を語ったのでしょうね。またそれはお子さんのお気に入りの一冊だったのではないでしょうか。すっかり暗記した物語を聞かせてくれるママを、誇らしく見つめるお子さんの姿が目に浮かびます。私も、子どもの頃の『おおきなかぶ』や『たろうのおでかけ』を思い出しました。 教育は人間関係とことばで成り立っている、と聞きます。ことばのプロが考え抜き、心をこめた美しいことばで綴られた作品を、大好きなパパやママの口から語られることばの力は大きいと感じます。 片えくぼさんがご紹介くださった『盲導犬フロックスのてがみ』は、お嬢さんにとって、まさに運命的な出会いだったのですね。“弱者の立場”という深いメッセージに触発され貧困家庭の子どものために力を尽くすお嬢さんの現在は、まさに20年後に続く余韻といえるように感じます。 みなさんがご紹介くださった絵本のように、心に響く作品との出会いは財産です。 私はいま娘に、集団の中でも自分を表現することを楽しめるようになって欲しいと考えています。そして、そのきっかけとなるような本はないものか、探しているところです。 このように私の場合、直面した出来事や悩みを映してくれる絵本、また答えに導いてくれる物語を求めることが多く、母が読み聞かせてくれた本の中で印象深いものを実家の本棚から持ち出したり、幼児教育のプロにご指導を求めたりしてきました。 みなさんはどのようにして、導いてくれる一冊と出会いましたか?お子さんへの絵本は、どのようにして探していますか? 私のように、子どもの頃に親が読み聞かせてくれた一冊、という方もいるでしょう。 お友達から教えてもらったり、インターネットなどで調べたり……いろいろな方法があると思います。 また、絵本選びのときに大切にしているポイントはなんですか? 私が今、娘に「自分を表現する楽しみ」を知って欲しいと考えて、本を探しているように、みなさんも選ぶときのポイントがあると思います。 情報収集の方法、絵本選びで大切にされているポイントを、本のタイトルとあわせて教えてください。 引き続き、今回も楽しみにお待ちしています。 ★進藤晶子さんが登場された過去の記事もお読みください・ウィンウィン対談一つひとつの仕事を、心こめてキャスターとして、母として・円卓会議30歳は人生の転機?
イー・ウーマン
表参道カレッジ
eshop
©2014 ewoman, Inc.