働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3186 開催期間 2012年08月24日- 08月31日
心あたたまる思い出を、今回もたくさん寄せていただきました。 読ませていただきながら私は「子育ての日々は大変だけれど、絵本を読み聞かせる時間は人生の至福の時だった」という、先輩ママの言葉を思い出しました。 hiro2さんの「保育園の乳児クラスでみんなが気に入っている本」という情報源、納得です。くわえて、子どもたちが夢中になっているテーマのようなものも見えてくるかもしれませんね。「自分が子ども時代に読んでいた絵本の挿絵の記憶」をネットでイメージ検索されたTano hitsujiさん。絵本の挿絵は、想像力を掻き立てるものが多いですよね。私も『ロッタちゃんのおひっこし』の挿絵の印象をもとに、本屋さんで探したことがあります。 「子どもたちは文字は追っていないので」「リズムと繰り返し」を絵本選びのポイントにされているEMMYさん。まるで歌を聴いているようで、心地よさの極みでしょうね。リズムと繰り返し。私も意識して選んでみます。 attiさんの「大人も子どもも一緒に楽しむことができる、自分自身が感動できるものが一番」というのも共感しました。娘さんが大きくなられてからも、絵本の記憶が生活の一場面で呼び起こされ共有できる喜び。いいですね。きっとそれは、感情移入したママの語りが、お嬢さんの心に刻まれたのでしょうね。私もいつか娘とそんな時間が持てたら、と思います。 また真打ちさんの「トラブルの渦中にあった時、知人に薦められた一冊」である『おおきな木』。私も社会人になってまもなくの頃、友人からプレゼントしてもらった印象深い本です。しみじみと、胸に染みたことを覚えています。 『おおきな木』のように、絵本には人生経験を積んだ大人ならではの味わい方ができる作品も多くあります。『ずーっとずっとだいすきだよ』は、娘に読みながら、不覚にも私が泣いてしまいました。『りんごとちょう』は文字のない絵本ですが、わくわくしながらページをめくってしまう一冊です。 読み聞かせというと親子をイメージすることが多いですが、大人への読み聞かせも興味深いものがあります。局アナ時代の朗読劇も、ママへの読み聞かせ会も、読み手と聞き手との一体感がプラスアルファのなにかを生み出すように感じました。ことば以上の気持ちを表現する、良い機会になるかもしれません。 この一週間、たくさんの投稿、本当にありがとうございました。 絵本にまつわるみなさんからのコメントによって、私もたくさんの発見がありました。 『ぐりとぐら』シリーズや『おおきなかぶ』『わたしのワンピース』などの絵本を媒介にみなさんと繋がれるのは、時代をこえて愛されている名作だからこそ。新しく教えていただいた絵本も、コメントに惹かれて、私は早速購入してしまいました。 読み聞かせは創造性豊かな行為であることも再確認することができました。読むリズム、スピード、感情の盛り込み方、すべて読み手に委ねられます。 愛情に満ちたみなさんの読み聞かせ体験を励みに、今夜も本棚から絵本を選ぼうと思います。子どもの心に、なにか響いてくれることを願いながら……。 ★進藤晶子さんが登場された過去の記事もお読みください・ウィンウィン対談一つひとつの仕事を、心こめてキャスターとして、母として・円卓会議30歳は人生の転機?
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