働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3188 開催期間 2012年09月07日- 09月14日
育休・時短勤務のメリットについての様々なご投稿、ありがとうございます。 「支障がない」方々のご意見として、Lailaさんは「部員全員のリスクヘッジ意識が高い」、「計画外の人員増減に対し、即座にそれをカバーできる体制を整備できる。」そしてnumberkさんは「意識が変わり、仕事をなんとか早く片付けてやろう!という気持ちが湧き、生産性は子どもが生まれる前より上がった」と言います。 また、「支障がある」と答えた方でも、ゆきななさんは「自分のキャリアプランやライフプランを見つめ直すきっかけになった。ダラダラ仕事をしてしまうということはなった。」 また、Kuboringoさんのように「子育て世代の女性に対応していくことで、変化に強い企業風土にしていくヒントが得られる」ことは、変化の激しい現代には、とても重要ですね。意識の向上や変化に対しての柔軟性が高まっていることが伺えます。 さて、ここで海外の状況を見ていきましょう。今回は女性活用がかなり進んでいて、国際競争力も高い米国とアジアのメジャーな国々を取り上げます。 出産休暇 時短勤務 日本 14週間 ○ アメリカ 12週間 △ 香港 10週間 X シンガポール 16週間 X 台湾 8週間 X 中国 98日 Xアメリカでは国が提供している育児休業はなく、企業によって違ってきますが、私の友人たちは産後6ヶ月前後で職場復帰した人が多いです。時短勤務はあくまでも仕事に支障がないポジションの人にのみ許可され、「全社員に平等」には提供されません。 一般的に多くのアジア諸国では育児休業と時短勤務がないので、8~16週間の出産休暇後、フルタイムで復帰します。 このようにあまり知られていませんが、実は日本の育休や時短勤務制度は海外と比較して、非常に恵まれているのです。 リーマンショック後の経済不況の影響もありますが、日本の育休と時短勤務の最大の成果は、女性の離職率の低下。多くの職場で、出産で退職する人は激減しました。ただ、残念ながら、それらによる問題が浮上しているのですね。 興味深い点は、米国やアジアでは育児休業や時短勤務はない、またはあっても非常に限定的な状況で女性が活躍し、日本のような問題が起こっていない。 つまり、「育休・時短勤務による仕事への支障」は、日本だけが抱えている課題なのです。 しかし、日本はこれを解決しないと、今後問題はより大きくなるばかりですし、企業競争力にも影響が出てきます。そこで最後の質問です。 日本が独自に抱えるこの育児・時短勤務の課題を、どのように解決していけばいいでしょうか? ぜひ、皆さんの職場で上手くいっている策や、創造性を使って思いつくいろいろなご提案を、どうぞよろしくお願いします! 【パク・スックチャ議長 過去の円卓会議より】シンガポールの発展、興味ありますか?あなたは「アジア人材」として通用すると思いますか?
イー・ウーマン
表参道カレッジ
eshop
©2014 ewoman, Inc.