働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3202 開催期間 2012年11月09日- 11月16日
今回もたくさんの投稿や投票をいただきました。みなさん、ご自身の心に向き合いながら、子ども虐待防止について考えてくださっていること。とても心強く思います。 「丸一日家で1歳に満たないわが子と2人で過ごしていると、自分の感情と目の前の子どもとの事しか見えなくなり、感情が爆発しそうになった時があります」(海里MUMさん)という状況は、親なら誰しも経験することでしょう。 ゆみ子さんがおっしゃっているように「子どもがいて初めて気づくことは、どんなに努力しても自分の思い通りにならない無力感」。「いい子に育てたい」「子どものために」と思うあまりに、理想と現実のズレが子どもへの威圧となり、虐待になってしまうケースも少なくありません。 「常に勉強し正しく生きることを強いられ、好き嫌いを発揮し伸び伸び生きることは許されず、心理的虐待に近い状態で育った」というimagadaijiさん。「肉体は生き延びましたが精神は死んでいました」という言葉が胸に刺さります。 ぐりーんさんのおっしゃるように「子育ては絶対に一人ではできない」ということを、お母さんお父さん自身がまず前提にすることも大切ですね。「子ども110番」(弓ちゃん)という取り組みや、「助産師訪問」(reikotさん)など、子育て支援の取り組みを伝え、たくさんの親に利用してもらう仕組み作りも欠かせないでしょう。 EMMYさんの「親が自立するために何が必要か」「子どもってどういう生き物なのかを学ぶ場所がない」というのは、私も考え取り組んでいるところです。たとえば、「赤ちゃんって、こんなに泣くものなの?」「子どもって、何で言うことを聞かないの?」と戸惑ったお母さんお父さんは少なくないでしょう。出産前に、子どもの成長や親の関わり方を学ぶ機会を、お母さんにもお父さんにももってもらうことも必要と思います。 そして一番は「気づく」(happyusa13さん)こと。虐待を受けている子どもも親も、ほとんどの場合、自分から発信することが難しい。子どもは親が大好きですから「自分が悪いから、叩かれる、暴力を振るわれる」と思っていますし、他の家庭の子育てを知らないので、暴力を振るわれるのが当たり前、仕方ないことと思っていることも少なくありません。虐待している親の方は、虐待していることを隠したいケースがほとんどですし、自分から相談する気力を失っている場合も少なくありません。 「意を決して相談しても、間に入った人の意識が低いと差し伸べる手が遮られかね無い」という経験をされた、ぴっきーさん。相談や虐待通報を受ける人員が不足していたり、対応レベルに差があるなど、受け手側の整備やソフト面でのスキルアップも大切ですね。 今こそ、「連鎖を止めなければ」(costasさん)と思います。 親のストレスを軽減する方法、父親としてできること、地域とつながること、社会ができることなど、ご自身の経験やご意見、子ども虐待防止のために既に取り組まれていることなど、ぜひお聞かせいただけたらと思います。 ★11/12朝、NHK「おはよう日本」で、高祖議長の講演・ワークショップが紹介され、 同日夜のNHK「NEWS WEB24」にも生出演されました。→「子どもに向き合うポジティブ子育てin江東区」 → 高祖議長のフェイスブック ★次回は、11月24日(土)文京区のフォーラムに登壇されます。【高祖議長の過去の円卓会議】◆しつけのために叩くことは、必要ですか?
イー・ウーマン
表参道カレッジ
eshop
©2014 ewoman, Inc.