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会議番号:3225 開催期間 2013年03月29日- 04月05日
はじめまして。特定非営利活動法人ジェン(JEN)の木山啓子です。 私は、『緊急事態からの自立支援』をテーマに、東日本大震災の被災地を含む20に及ぶ国と地域で支援活動を展開してきました。今回の円卓会議では、みなさんと、3.11後の復興支援について意見を交わしたいと思います。1週間、どうぞよろしくお願いいたします。 東北の復興が進んでいない、という話を最近たくさん耳にしました。復興は、誰が進めるのでしょうか? 被災した方々は、自分の暮らしを立て直すのに必死です。せめて家、仕事、財産、家族、などの内で、一つでも被災前と同じ状態である人は、少しずつ失ったものを取り戻せるかもしれません。それでも、これらを個人でやっていては、気の遠くなるような時間がかかりますし、とても追いつきません。自分の暮らしの立て直しだけでも大変ですが、それでは物事が進みません。例えば、不便な仮設住宅暮らしを少しでも良くしてゆこうと思えば、仮設住宅での寄合にも顔を出さなければなりません。 日本の様に、政府や制度がしっかりしている国では、本来、国や自治体がこうした方々を支援するものなのでしょうが、余りにも多くの方が広範囲で被災されているので、支援は全く追い付きません。行政は、被災された個人の支援だけではなく、多様なインフラの再構築をせねばならず、こちらも追いつきません。そこで、民間の支援や創意工夫が必要となる訳です。 過去2年間、膨大な数のボランティアや、企業や支援団体が、現地で支援活動を続けてきましたが、その数が減ってきました。一方、わたしは、まだまだ、というより益々支援が必要とされているのではないかと感じています。時間の経過とともに「ニーズが変わってきたのではないか」、と感じている方も多い様です。 東北だけではなく、日本の未来のために、私達にできることはないのでしょうか? 復興支援。自分にできる事を続けていますか?◆こちらもご覧ください〜関連する過去の円卓会議〜・震災復興、進んでいると思いますか?・東北関東大震災。被災された方のために行動していますか?
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