働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3225 開催期間 2013年03月29日- 04月05日
皆さんの熱い議論を読ませて頂いて、私も胸(実は目頭)が熱くなりました。コメントとして寄せられた支援は、どれも大切だなぁ、としみじみ感じました。 一方、『支援のプロ』として、災害や紛争の被害に遭われた方の支援を1994年から実施してきたJENですが、支援の現場に『絶対的な正解』はないので、今でも悩むことだらけです。 『どこへ向かう復興なのか疑問』というコメントもありましたが、今回の東北支援でも、人々が求めていることは余りに多様で、決めることは難しいと感じることしきりです。ですから、どこに寄付したらいいのか、どんなアクションを取ったら良いかわからない、というのは、まっとうな悩みだと思います。こうして悩んだ上でないと行動に移せない、という方が多いのではないでしょうか。 考えてみても、私たちの様な『よそ者』が、被災された皆さんの地域の復興がどこに向かうべきかを指し示すなどということはあり得ませんし、もとより被災された皆さんは自分の未来は自分で選びたいはずです。この『自分で未来を選ぶ』際に、自分だけで決められないのが難しいところです。 そこで必要になるのが自分の住む地区の人々との話し合いです。利害も一致しない中で、話し合ったこともない『この地区の未来像』について話し合い、気持ちをまとめ、夢を重ねた未来を描けたら、人々はそこに向かって歩んでいけます。時間のかかる取り組みですが、JENでも幾つかの地域でこうした話し合いのためのワークショップのお手伝いをしています。多様な方々の多様な考え方があるからこそ、多くの人が納得できる未来を創造できると感じています。 これはJENの活動の一部ですが、悩み、試し、また悩み、また進み、といった支援のPDCA(Plan・Do・Check・Act)を回してみるのも良いかもしれません。 支援に正解はないけれど、それは、絶対的な成功も失敗もない、ということでもあるのです。そこで質問です。中々進まない(うまくいかない)ように感じる場合でも、めげずに支援を続けられるヒントはありませんか?◆こちらもご覧ください〜関連する過去の円卓会議〜・震災復興、進んでいると思いますか?・東北関東大震災。被災された方のために行動していますか?
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