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会議番号:3228 開催期間 2013年04月12日- 04月19日
昨年6月、「今、日本は一人一票でないこと、ご存知でしたか?」というテーマで会議を開催させていただきました。今回は、第2弾です。どうぞ宜しくお願いいたします。 3月は、昨年12月に行われた衆院選についての一人一票裁判(16件)の判決ラッシュ月でした。25日に広島高裁、翌26日に広島高裁岡山支部が下した戦後初の「選挙無効」判決は、報道各社もトップの扱いでしたのでご記憶に新しいと思います。 しかし、選挙を無効にすることがこれらの裁判の本当の目的ではありません。裁判の本当の目的は、「『人口比例選挙』を実現して、国民が自らの手で国民主権国家をつくること」です。 今回は、数か月後に出されるであろう最高裁判決後、どのようにこの目的を実現するのかをご紹介しながら、国民主権国家についてみなさんと議論を交わしたいと思います。 まず、国民主権とは、主権者である国民が、その多数意見で、国会議員を通じて、立法、行政を行うことです。民主主義とは、民(すなわち、国民)が主(すなわち、国家権力の主権者)であるという法理です。つまり、民主主義と国民主権とは、同義です。 私が数か月前に見つけて非常にショックを受けた、米国ペンシルバニア州での連邦下院選挙の実例をご紹介します。同州の人口は約1280万人。州には19の小選挙区があり、その最大と最小の選挙区の人口差は、なんと、1人(=64万6372人-64万6371人)です(195F. Supp. 2d 672 (M.D. Pa2002))。これが、「人口比例選挙」です。 では、昨年末の日本の衆院小選挙区選挙ではどうだったでしょう。最大(千葉4区:49万5212人)と最小(高知3区:20万4196人)の選挙区の人口差は、なんと、29万1016人(=49万5212人-20万4196人)です。 これまで自分(国民)が「主権者」であることを意識したことがあるか、また、ペンシルバニアの選挙区間の人口差(1人)と日本での人口差(29万1016人)の『差異』についてどう思うかなど、みなさんの感想やご意見を投稿してください。 一人一票のニュース、理解していますか?★こちらもご覧ください〜升永議長の関連コンテンツ・今、日本は一人一票でないこと、ご存知でしたか?・升永議長と佐々木かをりのウィン・ウィン対談
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