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会議番号:3260 開催期間 2013年09月27日- 09月27日
会議に参加してくださったみなさま、1週間ありがとうございました! 今回は「遺言書を書こうと思ったことがあるか」について、みなさんのお考えを聞かせていただきました。 投票結果は、YESが62%、NOが38%という結果。でも実際に書いたことがあるという方はとても少なく、「遺言書を書こうと思ってはいるが、最初の一歩を踏み出せない、踏み出していない」という方がとても多いようでした。 「書こうと思ったことがない」と回答いただいた方も、その投稿を拝見すると決して遺言書自体を否定しているわけではないようでした。 特に「遺言書を残される立場から」のご意見では「遺言書は残してくれた方が、私は嬉しく感じると思います。」(ゆきななさん)、「財産がたとえ少なくとも、両親から遺言書をもらうことになったとしたら、正直、とてもありがたいと思うでしょう。」(Lindenさん)、「残された家族の関係が壊れることなく、亡くなった人を家族で思い出し、弔うことができるためでもある遺言書。」(marco302さん)というように「遺言書は残された立場としてはうれしい・ありがたい」というご意見を多数いただきました。 これはまさに私が「(財産がなくても)遺言書を書いていただきたい」と思う理由そのものです。遺言書は自分の財産の行方を自分で決める行為ですが、そこには残された方への思いが詰まっています。遺言書があれば、残された人はスムーズに財産をわけることができ、そしてそうなるように準備していてくれた気持ちを受け止めることができるはずです。 「まだまだ若いから遺言書はいらない」と思っている方にとっても「自分に関する棚卸を行い、最終的に自分はどのように死んで(=生きて)いきたいかを考え直すことは必要」(シンゴパパさん)というご意見のように、遺言書を作成することで財産の棚卸を行うというメリットもあります。 また「エンディングノート」を利用するという方も多くいらっしゃいましたが、遺言書とエンディングノートは、性質が異なります。 どちらも、自分の意思を知らせ、残された家族の負担を軽減することを目的としている点では同じですが、決定的な違いが「法的に有効かどうか」です。遺言書は法律行為ですので、正しい遺言書を残せば原則その遺言書通りに財産をわけることができます。一方、エンディングノートには法的拘束力がないので、その通りに実現されるかどうかはわからないのです。 ただ、その分「エンディングノート」の方がとっつきやすいのかもしれません。私としては、「エンディングノート」を書かれた場合でも、プラス遺言書で思いを法的に有効な形にすることをおすすめします。 自分の「死」というものを連想する「遺言書」を書くということは、多少の抵抗があるかもしれません。でも、いざという時に残される大切な人たちのため、ご自分のため、遺言書をかいてみませんか? 「遺言書を夫の為に残すことが必要だということを今回の会議を通して強く認識しました。(Lindenさん)」といううれしい投稿もいただきました。 この会議がみなさんの遺言書作成のきっかけになってくれたら、とてもとてもうれしいです。 1週間お付き合いいただき、本当にありがとうございます。またお会いできる日を楽しみにしております。★板倉議長の過去の円卓会議相続について、考えたことありますか?
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