働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3368 開催期間 2015年11月06日- 11月13日
体験談をお寄せくださり、ありがとうございます。 「日常生活」でのマタハラは、前回の「職場」に比べて体験談が少なめですね。地域や家族など、職場以外でもマタハラは起こるという認識が、まだまだ浸透していないような気がします。保育園の建設問題や、ベビーカー論争(電車にベビーカーを乗せるべきか否か)など、〝日常生活でのマタハラ〟も色んな場面に潜んでいます。 「マタニティマークの問題」も良く聞く〝日常生活でのマタハラ〟ですね。 まうやんさんの、嫌がらせを受けることがあるのでマタニティマークは付けないようにしているという友人のお話は、ニュースでも耳にします。 これは、産休育休という制度はあっても、それを利用することを良しとしない日本の労働文化と繋がっています。マタニティマークという制度はあっても、それを利用することを良しとしない日本社会の文化があります。 いぬいるかさんの、マタニティマークに気づかずに「なんで席を譲らないの!?」と思ってしまったお話も、時短勤務を利用しながら効率よく働いていたとしても、「なんで長時間働けないの!?」と評価を下げてしまう上司と繋がっていますね。慣例や思い込みで判断してしまうことが、職場でも日常生活でも多々見受けられます。 では、日本にはどんな慣例があって、マタハラが蔓延しているのでしょうか? 日本でマタハラが蔓延る根っこは2つあると、私は発信しています。 1つは〝長時間労働〟 もう1つが男性が外で働いて、女性が家事育児を担ってという〝性別役割分業の意識〟です。 unagiさんの、「家でも仕事をするなんて!」「母になるのに子どものことを一番に考えられないのか?」と言った家族の言葉、あさーかすさんの、「家事を手伝ってほしい」というと、「妊娠は病気ではない。自分は仕事で疲れている」と言ったお友達のご主人が、まさにこの性別役割分業が強いタイプになります。 長い間、日本の慣例であった〝長時間労働〟と〝性別役割分業の意識〟。 長時間労働で休めない働き方が、このままスタンダードであり続けていいのか、男性の家事育児の参加率が、他の先進国に比べ極めて低いままであり続けていいのか…。こういった日本の慣例を変えるためにはどうしたらいいのか、職場で取り組めること、家族や地域、個人で始められることなど、「マタハラをなくすためにこれからできること」を考えていきましょう。 皆さんのご意見を、ぜひお聞かせ下さい。
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