働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3468 開催期間 2017年11月03日- 11月10日
皆様、YESの方もNOの方も、心励まされる投稿をいただき嬉しく拝読いたしました。 ご自身の日本酒ライフをご紹介くださった kotokiさんは、しっかりご自身のライフスタイルの中で日本酒を楽しんでいらっしゃる上級者の方ですね!酒蔵見学も経験されて、ふらっと訪れた酒屋さんで店主と話が弾むほど、ご自身の引き出しに沢山日本酒の知識や好みを持っていらっしゃる。そしてまだ30代前半という頼もしい方です。こういう方が、マジョリティなら国内シェア7%という事ではないのでしょうね。お仲間を増やしていただけたら日本酒の将来は明るいと思います。 料理酒を地酒にして、楽しまれているwrennさんには、wrennさんのお人柄に感じ入りました。同居しているお姑さんを気遣いながらも、ご自身の日本酒が好きという部分を封じたりせずに、料理酒を美味しい地酒にして楽しむという工夫が素敵ですね!私も社会人になってまもなくの真夏の休日の夕刻に自宅で一人ビールを飲んでいたら、実母が「女が一人でお酒を飲むなんて!」と嘆きまして、家では父の晩酌に付き合うくらいにしていたのを思い出しました。身近な家族と揉めながらでは、お酒も美味しくないですからね。今から30年近く前の事ですが、女性が堂々とお酒を飲める世の中になったのは、最近かもしれないですね。 少年に同じさんは、お父様が酒問屋さんのご勤務をされていたという環境にいらした方ですね。ご家族がご商売でお酒に関わっていらしたという環境から、お酒の魅力に親しまれるというのは、これまた羨ましい限りです。きっと、お父様に説明を聞きながらの飲み比べのひとときが、少年に同じさんにとって、お父様との楽しく、美味しく、暖かい時間だったので、更に深く、日本酒に愛着をもってくださっているんでしょうね。日本酒に親しんでいただくきっかけとなる日本酒体験がその人にとって「美味しい」だけではなく、「楽しい」「意味がある」という時間になる事が、大切ではないかと最近特に感じている事だったので、少年に同じさんの投稿にはその思いを強くしました。そうした機会をつくっていけたらと思います。 また、お子さんに、説明をされながら、ご家庭で日本酒を飲まれてたというお父様もご自身のお仕事を楽しまれて、誇りに思っていらしたんでしょうね。少年に同じさんのお薦めのおつまみや、石川県のお酒の銘柄に興味あり!です。 大好きです!と投稿してくださったNOBUさんは、日本酒業界から感謝状級の方ですね!書いてくださった銘柄と、神奈川県在住という事で、もしや、その酒屋さんはK嶋屋さんでしょうか?酒米や造りの違いで味わいの違いがわかるというのは、プロに近いです!そうした奥深さをもっと広くわかりやすく海外も含めて紹介していくのが、今後の業界の課題です。今後とも、よろしくお願いします! NOと書かれても、日本酒は好きです!と書いてくださったヌマミズキさんは、お酒をやめたので、という事で、何かのご事情でやめられたのですね。確かにお酒は常温で飲むと、その真価がわかります! 真打ちさんも、お酒に弱いが、煮魚や炊き込みご飯では必需品と書いて、お酒のアルコール飲料としてとは別の活用方法で、真打さんの生活での日本酒をご紹介くださいました。 健康上の理由や、体質的にお酒が飲めない方は、確実にいらして、特にアジア系の私達、日本人は生まれながらに、アルコール分解酵素が少ない人や無い人が、欧米人より多いのです。 他界した父方の祖母は、奈良漬で酔ってしまうような人で、それでも、「お酒の香りはいいわねぇ。お酒が飲める人が羨ましい。」と言っていました。 また、イスラム教など宗教上でお酒を飲む事が出来ない人もいますので、日本酒の海外プロモーションの際には、気をつけるようにしています。 piccocherry さんのカロリー高そう!というイメージは多くの方が日本酒に抱いていらっしゃるのではないでしょうか? イメージには、データという事で、以下は、管理栄養士の圓尾和紀氏のサイトからの引用です。 お酒のカロリーは、アルコールによるカロリーとそれ以外(糖質)によるカロリーの二つによって構成されています。しかし、アルコールによるカロリーは摂取してから優先的に使われるため、「太る」というところでいくと、注目すべきは糖質によるカロリーの方です。この糖質の量がお酒の種類によって差があります。それでは、お酒の種類別の糖質量を見ていきましょう。 ビール 3.1g、発砲酒 3.6g、白ワイン2.0g、赤ワイン1.6g、日本酒(純米酒)3.6g、梅酒20.7g、ウィスキー0g、焼酎0g 確かに、ウイスキーや焼酎などの蒸留酒は糖質がゼロで目を引きます。ワインは比較的糖質量が少なく、それに比べるとたしかに日本酒は糖質が多いようです。 日本酒に含まれる糖質量を考える.さらに詳しく、日本酒の糖質量を見ていきます。 日本酒に含まれる糖質量は、100g当たり3.6gです。 一合は180gなので、日本酒を一合飲んで摂取する糖質量は約6.5gとなります。これは、角砂糖1.5個分に相当します。 確かに日本酒は糖質を含んでいますが、一合飲んだところで、たいした糖質量は摂取していないのです。ちなみに、日本酒を一合飲んだ時の糖質量6.5gを他の食品で置き換えると、それぞれこうなります。 ごはん:コンビニおにぎりの1/5個分、食パン:6枚切りの1/5枚分、チョコレート:板チョコ2ブロック、コーラ:350ml缶の1/9分 このように、日本酒を避けて蒸留酒にしたところで、その浮いた分の糖質は他の食べものや飲み物で一瞬にして吹っ飛んでしまうということです。 piccocherryさんの投稿は、カロリーを気にする現代の食生活と、今の方々の多国籍な食スタイルに日本酒が追いついていないという点について示唆いただいていると感じますし、トレンドに敏感な、女性の集まりで、日本酒が支持されていないという現実を伝えてくださいました。大変有難いご意見だと受け止めています。 他にも、多くの方が、日本酒と健康について関心がおありだと思うので、日本酒造組合中央会のサイトもご紹介しますね。 では、次回に向けての質問です。日本人である私たちが「國酒」である日本酒をもっと飲むようになるには、何が必要でしょうか? みなさんの忌憚のないご意見をお待ちしています!
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