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会議番号:3628 開催期間 2021年02月12日- 02月19日
皆様、このオリパラ組織委員会の森喜朗会長の発言をめぐる「問題の本質は何だと思いますか」との問いかけに多くの投稿をお寄せいただき、ありがとうございました。カナダからも投稿をいただき、嬉しいです。 なみへいさんがおっしゃるように、日本はまだまだ女性が生きにくい国だと思います。私自身も、記者時代、私が男性だったら、どんなに気楽だっただろうと思うことは多くありました。セクハラに近い発言を聞くことは、日常茶飯事。また、私が国会担当だった20年以上前、国会のあちこちにある男性用トイレと違い、女性用は、小さいトイレが衆議院と参議院の端っこにしかなく、苦労した経験があります。今では大きな男性用のトイレのスペースを半分に区切って女性用のトイレも作られていますが、当時は、トイレに自分のマイノリティ性が象徴されていたような気がしました。 会議の場でも、男性ばかりに女性一人なんていうこともしばしば。そして、それが年長者ばかりだと、発言するのにかなりの勇気がいった経験もあります。 ゆうあんどみいこさんの、「問題の本質は、女性蔑視だけでなく、会議の目的が「お偉いさんがこう考えているから、こうしていきます」ということを周知することにあるということではないでしょうか」というお話、とってもよくわかります。男女の問題以上に、偉い人に意見を言うことができなくなってしまっている体質が問題なのだと思います。 また、Mioさんのおっしゃるように、「誰かを挿げ替えれば良いのではないと思います。その問題を根本的に解決できる人を選ぶのがポイントではないでしょうか?」という言葉に共感する人は多いのではないでしょうか。今回の問題は、氷山の一角。旧世代の森さんだけをせめても仕方がないという意見も多くみられました。 blueberry53さんからは、社会全体の問題とオリンピックの実現は分けて考える必要がある。理念の再確認研修なども必要で個人批判だけに終わってはいけないという前向きで貴重な意見をいただきました。森会長がすでに辞任を表明しましたが、これで終わりということではなく、この問題があったからこそ、私たちは次に何をしなければならないかを考えなければいけないと思います。 今回多くの人が、これは組織委員会だけの問題ではなく、社会や企業風土の問題でもあるとコメントされています。ただ、残念ながら自分自身が少数派で困ったという経験があまりない人は問題に気付きにくいということも事実だと思います。もし、あなたや同僚が少数派だったために経験したおかしなことや単一的な組織が陥りやすい落とし穴について、あなた自身の経験がありましたら、ぜひお聞かせいただきたいです。そしてそんな経験をしたからこそのあなたのご意見もお送りください。*イー・ウーマン編集担当より皆さまへ 投稿のルール「I statement」(「〜べき」は使わないなど)を守り、「国民は」「普通は」などではなく、「私」を主語として、自分の考えを投稿してください。 掲載する投稿には、編集にて「私は」を入れさせていただく場合もありますのでご了承ください。★大門議長が登壇した国際女性ビジネス会議のレポートより ・トークショー「ジェンダー平等が大切な理由」第24回国際女性ビジネス会議 ・円卓会議「SDGs and Media」第24回国際女性ビジネス会議 ・トークショー「旅の意味」第25回国際女性ビジネス会議
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