働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3628 開催期間 2021年02月12日- 02月19日
『森会長辞任。問題は解決したと思いますか?』の質問には引き続き圧倒的多数の方が、問題は解決したと思わないと回答されていますね。 そして、あなたが少数派だったために経験したことや、単一的な組織が陥りやすい落とし穴について教えてくださいという私の問いかけにも、たくさんの投稿をいただきました。 多くの皆さんが、会議の場で苦労されているということがわかりました。ラビットさんの投稿にあったように、「女性の頭数が必要になったから、この委員会に入れた」とか、女性を手厚く扱わないといけないから、という発言は非常に残念ですが、多くの企業や組織でまだまだあることだと思います。 また、IPウーマンさんのように重要な決断をする会議に参加させてもらっていたとしても、女性が少数のために、何か発言すると自分の意見が「女性の意見」ととられてしまうといったことは、私を含め多くの働く女性が体験しているのではないでしょうか。 皆さんの投稿にあったような事例は、女性が少数派であるがゆえに生じていること。残念ながら、昨年、政府は2020年までに社会における指導的立場の女性比率を30パーセントにするという目標を先送りしました。しかし、リーダー層の女性を増やしたり、大切な決断がなされる会議に女性を積極的に参加させるということをしなければ、女性蔑視したり、逆に特別扱いするという文化も変わらないでしょう。 nekosaurusさんからの投稿にあった70代のお母様の「自分の時代は女は後ろに下がるものだと教えられてきたので何を騒いでいるのか解らない」という発言には、はっとさせられたと同時に、教育によって人の考え方はアップデートできると感じました。 今回の問題の発端となった、オリンピックに関して、ボランティアやスタッフには、オリンピック憲章に基づいて、基本的な研修は行われていたといいます。しかし、森さんを含め、組織委員会のような上層部に対しての研修はされていなかったようです。 つまり、古い常識や考え方を今の時代にあったものにするためには、企業の経営層を含め、社会の上層部にいる人たちにも研修を行わなければ、問題解決にはつながらないのではないでしょうか。 さて、ここまで色々な観点で森元会長の発言から見えてきた問題を議論してきましたが、私から最後の質問です。今回のような問題の再発防止のためには、どうしたらよいでしょうか?今までの議論をふまえ、皆さんだったら、どのような提案をしますか?たくさんのご意見をお待ちしています。*イー・ウーマン編集担当より皆さまへ 投稿のルール「I statement」(「〜べき」は使わないなど)を守り、「国民は」「普通は」などではなく、「私」を主語として、自分の考えを投稿してください。 掲載する投稿には、編集にて「私は」を入れさせていただく場合もありますのでご了承ください。★大門議長が登壇した国際女性ビジネス会議のレポートより ・トークショー「ジェンダー平等が大切な理由」第24回国際女性ビジネス会議 ・円卓会議「SDGs and Media」第24回国際女性ビジネス会議 ・トークショー「旅の意味」第25回国際女性ビジネス会議
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