働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3642 開催期間 2021年05月28日- 06月04日
とうとう最終日になりました。9割近くのイー・ウーマン ピアのみなさんが「コロナ後もテレワーク希望」という事実から、このまま元に戻ってはいけない、ということをあらためて感じさせていただきました。 また、"テレワークすべき"ではなく、これからのみなさんの働き方の選択肢としてテレワークができる、ことが大事なのだと気づかせていただきました。 そして「今、自分ができること、したいこと」について、みなさんに投げかけさせていただきました。世の中を動かすというのは、そう簡単なことではありません。しかし、大きな変革の最初の一歩は、やはりひとりひとりの行動であると私は思っています。 インターネットでの署名や、オンラインイベント、クラウドファンディングなどで、これまで動かせなかったこと、動く社会になってきています。 たとえば、昨日(2021年6月3日)、改正育児・介護休業法が成立しました。法律的には、以前からも、男性が育児休業を取得することが可能です。しかし、実際には「本人が取得したくても、言い出しにくい」という社会概念、企業風土から、取得率はなかなか上がりませんでした。 今回の改正では、その原因(?)である企業に「育児休業取得を促す」ことを法律で義務づけたことに大きな意味があります。しかし、それだけではなく、男性が取得しやすい形への変更も実施されています。 この改正は、国から言い出したことではなく、ひとりで子育てをしてきた女性たちの声、取得したいけどできなかった男性たちの声を民間企業やNPOなどが協力しあい、国会議員や官僚に、粘り強く声を出し続けたからです。 皆さんひとりひとりが「テレワークを当たり前の働き方にする」ために行動し、声を集め、届けることが、国を動かすことになるのだと思います。 ちなみに、今回の改正について「テレワーク」という言葉はどこにも出てきませんが、実は大きく関連すると私は思っています。よかったら、以下のブログもご覧ください。■田澤由利のテレワークブログ改正育児・介護休業法成立。男性の育児休業取得とテレワークの関係 欧米では、「テレワーク」(言葉は違いますが)に関する法律を作っている国もあります。テレワークを推進する立場として、私も今回寄せていただいたメッセージを、ポストコロナの日本を変える場に伝えていきたいと思います。 私、個人が今できること。それは、構成員として私が参加している以下の会議で、みなさんの声を伝えることです。 ■総務省「ポストコロナ」時代におけるテレワークの在り方検討タスクフォース(下部) 以下の総務省資料には、「新型コロナ感染症の先の時代を見据え、日本が目指すべきテレワークの在り方を再整理し、その定着に向けて、国や企業が取り組むべき事項について幅広く検討」と書かれています。・総務省資料(第一回) ポストコロナの働き方が、働く人にとっても、企業にとっても、社会にとっても、より良いものになるよう、引き続きよろしくお願いいたします。 一週間、ありがとうございました!★田澤議長の過去の円卓会議より・コロナ禍のテレワーク、うまくいっていますか?(2021年1月)・新型肺炎。在宅勤務できていますか?(2020年2月)・テレワーク、あなたの生産性上がりますか?(2017年11月)
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